ハイスクールD×D おっさんは辛いよ
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「それは分かってるんだが人手不足なんだよ」
ええい、組織運用に関してのレクチャーもしてやっただろうが。
「だからあれほど事業を縮小させろって言ってるだろうが。手広くやりすぎで下の方を有効に扱えずに勝手に行動しているのとか居るんだろうが。で、そいつらのケツを拭くために仕事が増えて堂々巡りなんだろうが」
「そうは言ってもよぅ」
「朱乃ちゃん、正直言って鎮魂の姫島の才能が高いんだよ。オレの結界とか普通に破れるようになってきてる。まだ中1だぜ?それなのにこの道20年のオレに匹敵するとか勘弁してくれ。最近は術に頼らない方法で感知して夜這いを回避してるんだぞ」
「お前、中1に夜這いを仕掛けられるとか大丈夫かよ」
「見た目が姉貴にそっくりだから勃たねえよ。昔からひどい目に合わされてるからな。それに独り身のほうが身軽で楽だからな」
「それでもあっちこっちから見合い話は来てるんだろう?」
「全部年下の未成年ばっかだぞ。朱乃ちゃんと同い年の娘とかもいたしな。調べたら神器持ちで、その家、神器について知らないからって微妙に迫害してるんだよ。厄介払いを兼ねてオレとくっつけようとしてるんだぞ」
「あ〜、貰っちまえば?」
「オレはロリコンじゃないんでな。姉貴の毒牙にかかって苦労しているバラキエルを見てると一生独身でいいわと思える。ドSとドMで組み合わさりやがって」
「だけどよ、身を固めちまうのも一つの手だと思うぜ」
「その程度で止まるような気質じゃねえよ。姉貴の娘だぞ」
こうと決めたら絶対に曲がらんぞ。姉貴の気質を受け継ぎすぎだ。
中3になった朱乃ちゃんと境界の森羅から強引に押し付けられた椿姫ちゃんを引き連れて退魔の仕事に連れて行くようになったんだが、後衛3人ってバランス悪すぎだろ。守りきれなくなる前に伝手を使って前衛の退魔師を探してみたところ、猛士が見つかった。日本全国に散らばって活動している退魔師集団で古い歴史を持つ集団だ。まあ、近年ではその活動は縮小されているようだが、それでも119人の戦鬼、戦闘班が存在している。彼らは名の通り、自らを鍛え上げることで鬼のような姿となる。そんな彼らと業務提携、技術提携が出来れば互いに助かると思い、新しい組織の設立のために全国を飛び回ることにする。これで朱乃ちゃんから襲われる心配をしなくてすむな。
そう思って安心していたのが駄目だった。猛士を含め、以前から付き合いのある中小結社を再編し直した大結社を立ち上げて1年ぶりに戻ったその日、一服盛られた。気付いた時にはどうしようもなかった。両脇には裸の朱乃ちゃんと椿姫ちゃんが眠っていて性臭がする。未成年、しかも片方は姪に手を出してしまったとか、首を括るしかないだろう。
「そこは腹
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