ガンダムW
1593話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
かる。
……最大の問題は、デュオが俺達に力を貸すかという事なんだが。
その辺りは実際に話を通してみるしかない。
ただ、実際には結構可能性が高いと思うんだよな。
何しろ、現在の連合軍はコロニーとの宥和政策を取っている。
勿論それが正式な形になるのは、OZの反乱を終えた後の話になるだろうが。
だからこそ、デュオは俺達へと手を貸す事により、本当に連合軍がコロニーに対して宥和政策を取るのかどうかとすぐ近くで……それも連合軍に所属せず、傭兵部隊の中から確認する事が出来るのだ。
デュオにとって、これは絶対に見逃す事が出来ない選択だろう。
「01と02……飛行タイプと近接戦タイプですか」
「ああ。……連合軍の方が問題ないようなら、交渉に行ってもいいけどどうする?」
「それは……勿論お願いしたいところですが」
完全には信じる事が出来ない、か。
いや、この世界の常識を考えれば、それは決しておかしな話ではない。
「サルベージ業者の、マイク・ハワードという人物と連絡を取ってくれ」
「……マイク・ハワード? その人物がガンダムとの繋がりが?」
「ああ。以前俺達が世話になった人物で、トールギスの開発者だ」
「それが、何故ガンダムに?」
「今思えばだが、俺達がトールギスの改修作業を頼んだ時に立ち入り禁止の場所があって、そこで何かの作業をしていたんだ。多分、あれが……」
「ガンダム、と?」
「ああ」
「ですが、何故それが01と02だと分かるのですか?」
「そっちは俺の予想というか勘に近い。もしかしたら、03と04かもしれないがな」
情報を渡し過ぎたか?
だが、今のままでは事態が停滞しているのも事実だ。
いや、OZとの戦いが進んでいる以上停滞はしていないのだが、連合軍有利に事態を進める意味で、ガンダムは必須だ。
そもそも、OZとの戦いが始まってからそれなりに日数が経つ。
なのに今の状況でガンダムが動いていないのは、間違いなく様子見をしているからだろう。
つまり、状況を見極めれば何らかの行動に出る可能性は高かった。
勿論ガンダムの行動原理を考えれば、OZにとっては不利な……そして連合軍にとっては有利な行動を取るだろう。
だが、それはあくまでも恐らくそうだというだけであり、確実性がある訳ではない。
だからこそ、出来ればガンダムの行動についてはこちらで手綱を握っておきたかった。
「とにかく、話は分かりました。アクセル代表に色々と謎が多いのは、こちらも理解しています。ですが、それでもアクセル代表が……いえ、シャドウミラーが連合軍に対して不利益な行動を働いた事は殆どないので、これ以上は聞きません。ですが……ガンダムと本当に接触出来るのですか?」
「確実にとは言わないがな。とにかくハ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ