4話「ロリと寝てしまったが、俺はロリコンではないC-ゲス-」
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「なんと!ひらがなと、漢字100文字くらいなら覚えてます!」
「お前の学力は小学1年生か!?」
「えへん!さぁ!魔物にトドメを刺しましょう……あれ?」
驚きの声を白真珠が上げた。
首なしライダーから、首……を模した大きな飾りが外れ、人間の頭が露出していた。
そう奴らは……正真正銘の人間だったのだ。
いや、人間でありながら、人間を襲う畜生である。ある意味、魔族よりもタチが悪い。
「よし、トドメを刺すか」
「ま、待ってください!あれ人間ですよ、お師様!
骨を十本くらい折る程度で良いのでは?」
「襲撃してきた時点で、魔物扱いで良い。
恐らく、俺達から成果を奪い取って入学試験に合格しようとする輩だろう。
目標金額が高すぎて、このような違法行為に及んだんだな」
「あの……もしも僕達が負けていたら……どうなっていました?」
不安そうに白真珠が言った。
俺は素直に答えてやる。
「そうだな……魔物の犯行と見せかけるために、殺されていただろうな。
一応、車載カメラは搭載しているが、そんなもんは壊せば良いだけだし。
最初の狙撃の時点で、俺達を殺す気まんまんだ」
「じゃ、とんでもない悪党なんですね……じゃ、退治しなきゃ……」
「おい、待てー!」
とんでもない速度で、白真珠が車から飛び出た。
あっという間に、首なしライダーを演じていた人間達に近づき、至近距離から3発づつ銃弾をプレゼントする。
受け取った側は、当然、身体に穴が開き、絶命していった。
狩る側から狩られる側となったゲスどもは、必死に命乞いをしているが――
「や、やめてくれ!で、出来心だったんだ!
ちょっと襲撃して脅かそうと思っただけなんだ!ジョークだよ!ジョーク!
お嬢ちゃんには分かるよな?」
「反省……しているんですか?」
「ああ、反省しているっ!これからは真っ当に生きるから助け――」
なんて説得力のない発言なのだろうか。
白真珠の真っ赤な目が、憤怒に染まっている。
過去にとんでもないトラウマを背負ってしまったのか、こういう畜生の存在そのものを許せないようだ。
「お前みたいな奴のせいでっ!僕のお母さんはぁー!」
……うむむ、襲撃してきた首なしライダーが1人残らず全滅してしまった。ゲスの身体に穴が増えて絶命している。
白真珠は悪党を始末できて、とっても安心できたようだ。
まるで、自分の存在意義を満たせたかのように、気分が晴れやかな笑顔でゆっくりとこっちに戻ってきている。。
どことなく暗い感情を思わせる笑みをしているが、幼い身で冒険者なんていう荒くれ仕事を目指している以上、過去に何かあったのだろう。
「お師様!悪党を成敗しました!」
戻ってきた銀髪ロリが、無邪
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ