4話「ロリと寝てしまったが、俺はロリコンではないC-ゲス-」
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死走愛(相思相愛)
魔苦怒奈流怒
凄まじい漢字センスだ。漢字文化への愛がそこにあるように思える。
無駄に行数が多い感じを使う事で、平凡なメッセージに迫力というものを持たせていた。
そして、彼らは昭和時代に誕生したという都市伝説の登場人物そっくりによく似ている。
首から上にあるはずの……頭がない。綺麗さっぱり何もない。
「首なしライダー!?
髪がないんじゃなくて頭がなかった!?
日本語が不自由すぎるぞ!白真珠!」
「すいません言葉足らずでしたよね。
ちなみに、あれはどういう名前の魔物なんですか?」
「現代の便利な乗り物を運用している時点でアレだが、新しい魔物かもしれんな……と言いたい所だが、明らかに魔物ではないぞ。
銃器を持っている時点でな。
窓を閉め――」
ターン!
銃声が響くよりも先に、銃弾が音の壁を超えて飛んできた。
白真珠が指先で銃弾を捕まえて、防弾ガラスを指示通りに閉めてこっちに銃弾を見せてくる。
「銃弾を捕まえました!」
銃弾掴むとか……想像以上に恐ろしいロリだった……。
このロリに手を出すロリコンは、世にも恐ろしい怪力を目にする事になるであろう。
首なしライダーどもは、容赦なく大量の銃弾を次々と打ち込んでくる。
だが、この車両は装甲車。装甲が分厚いから普通の銃弾は怖くない。
窓も防弾仕様だ。問題があるとするなら――
「お師様、凄く反撃したいんですけど……窓あけて良いですか?」
「馬鹿もん、窓を開けたら銃弾が飛んできて危ない。
俺が解決してやろう。バイクのデメリットを奴らに教えてやる」
魔法とは、応用力が全て。
簡単に首なしライダーどもを無力化する方法を俺は思いつく。
「土操術(ノーム・コントロール)」
呪文を唱え発動した。
これは土を操作する魔法。
首なしライダー達の進路上の地面に、大量の落とし穴を作り出す。
地上からは落とし穴は見えず、向こう側は俺が何をしたのか理解してない。
バイクの前輪が落とし穴にひっかかる。
首なしライダー達は前転して無様に宙を飛ぶ。着地地点にあるのは柔らかい土だ。
これではダメージが最小限になるから――
「土操術(ノーム・コントロール)」
もう一度、同じ魔法を発動して、地面を固くして、ギザギザのトゲを生やしてやった。
首なしライダー達は次々と体を打ち付け、骨が折れ、内蔵が破裂し、トゲが刺さり、重傷を負う。
これで無力化は完了だ。
「魔法って凄いんですね!僕、学ぶ意欲が湧いてきました!」
「白真珠は、まず日本語を学ぼうな!」
「ふ……実は文字を読めないとか言いましたが、基礎は大丈夫なんです」
そう言って、白真珠は自身の大きな胸をポヨンっと一回叩いて――
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