暁 〜小説投稿サイト〜
吸血姫はアホ可愛い!・ω・`)
3話「ロリと寝てしまったが、俺はロリコンではないB-触手と美少女-」
[1/6]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話



燃費が悪い車で草原を走っていると――

「おい家畜!生意気だぜぇ!」
「ほら!絶望しろよ!魔族様に感情を捧げろ!」

頭が可哀想なゴブリン達が、進路上に30匹ほどいた。
ゴブリンは人間より小柄で、クソガキのような種族である。衣服はホームレス以下のボロボロの中古品、持っている武器は奥様方が持つ包丁よりも切れ味が悪いナイフだ。
ステンレス製だから錆びてないようだが、手入れをしてなくて鉄の棒と化している。
中古品の買取ショップに持っていったら、逆に処分代を請求されそうだ。

「眼中にないのぜぇ!?」
「嬲り殺しにして魔族様に苦しみの感情を捧げろぉー!家畜ー!」

……うむむ、戦闘以前の問題だな、これは……。
白真珠もゴキブリを見るようなで、ゴブリン達を指し示して――

「トモヤさん、あれってなんですか?」

「……魔物の中には、認識能力がいい加減な奴らがいる。
立て看板を人間だと思い込んで攻撃するんだ」

ゴブリンどもが人間だと思い込んで罵倒している対象は――駆け出しボーヤという立て看板だ。
子供が車道に飛び出さないように、日本全国のあっちこっちに設置されている。
そんな昭和時代のデザインを思わせる少年の絵を、奴らは人間だと思い込み、苦しめて嬲り殺す事に必死なのである。
無機物相手に、なんて無駄な事をしているのだろうか?まるでゴブリンの人生を比喩しているかのような光景だった。

「トモヤさん……あれ、狩ります?」

「待て、横殴りはマナー違反だ」

「横殴り……?」

「他人の獲物を奪うのは、冒険者間の対立を産む。
恐らく近くに立て看板を設置した冒険者が潜んでいるはずだ。
ゴブリンどもを大量に集めて、一気に狩るつもりだろう」

……たった1ゴールドアップルしか貰えない雑魚モンスターだがな。
日本円にして、たった1万円程度の価値しかない。
米軍どころか、訓練してない使い捨て兵士でも狩れる難易度だ。
きっと……近くに初心者冒険者が居るのだろう……。
さぁ、さっさと通り過ぎるか。

「あのトモヤさん」

白真珠が俺の黒い袖を軽く引っ張った。
俺は視界に、隣の銀髪ロリを納める。ポニーテールにしたら可愛いだろうなぁと、流れるような銀髪を見て思った。

「ん?どうした?」

「立て看板を設置したのは……あ、あっちのエルフの女性じゃないんでしょうか?」

白真珠が指し示した先には――山サイズの大きな湖がある。
いや、湖ではない。水面上でエルフ娘が無数の触手に囚われて、拷問を受けていた。
痛みを感じさせるための拷問ではない。
エルフ娘の肩や太もも、大きなオッパイ……それらを刺激し、快楽をひたすら生産させ続ける。
そういうエッチィ拷問である。
つまり、エルフ娘
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ