暁 〜小説投稿サイト〜
吸血姫はアホ可愛い!・ω・`)
3話「ロリと寝てしまったが、俺はロリコンではないB-触手と美少女-」
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……天空の戦闘城塞ラピュータのセリフだ。

「バルス!」

ドカーン!

真っ赤な弾丸が盛大に炸裂した。爆風が30匹を虫のようになぎ払い、熱風が肺を焼いて致命傷を与える。
さすがにバルスの元ネタが古すぎるせいか、白真珠は特に反応していない。
活躍する機会をことごとく奪われて、悲しそうだ。

「あ、あの……そんな簡単に倒しちゃったら僕の見せ場は……?
銃器でタタタターンするのが楽しいのに……」

なんて嫌な癖だ。幼い子供に殺戮の楽しさを教える教育界の現状が恐ろしい。
平和な頃の日本に生まれたかった。

「……白真珠、その魔力の高さのおかげで、魔法の鞄に色んな道具が入るだろう?
今日は荷物運び的な意味で活躍すればいいさ」

「いいえ!僕だって戦えるって事を証明してみせます!」

「どうやって、あの魔物……スライム・サンを倒すつもりだ?」

「銃と僕の怪力で!正義は最後に勝つんです!」

「よし……なら行って来い。
それで倒せると思うならな」

俺は自信満々な白真珠に戦いの許可を出した。
快楽の魔族が作り出した化物相手なら、そう酷い事にはならないだろうし。
白真珠の実力を計るのにもちょうど良い。
俺は……ロリコンではないのだ。怪力しか取り柄がない子供だと判断したら……しばらくの間、荷物係として運用しようと思う。

「きゃぁー!グニュグニュして銃弾が通用しない!?」

白真珠が、巨大な湖に対して銃弾を乱射する。
だが、その巨体に銃弾を撃っても豆鉄砲に等しい。何のダメージも与えられずに銃弾は水没した。
仕返しに、スライム・サンは無数の触手を産み出して、白真珠にスケベーをかまそうとしてくる。

「いやぁー!助けてぇー!なんか怖いですよこれぇー!」

360度からやってくる無数の触手。それら一つ一つを銃身でなぎ払い、回避し、白真珠は見事な戦闘センスを発揮していた。
女の子の動きを止める粘液もドビュッドビュッ!と触手から射出されたが、それらすら容易く避けている。
……うむむ、これは掘り出し物かもしれない。ちゃんと教育したら凄い冒険者になりそうだ。
銃より役に立つ武器を与えれば、すぐに即戦力になれそうである……まぁ、白いスカートが盛大にヒラヒラして、俺が戦闘に集中できないという問題がある訳だが。
やはり小さい娘のパンチラでも気になってしまうのが男のサガという奴なのだろう。
それに学習能力も高いようだ。銃弾で倒せない化物だと理解した白真珠は、近くにある人間サイズの岩を持ち上げて――

「えーい!これでどうだぁー!」

スライム・サンに向けて投げつけた。大物量が液体の中に水没する。
惜しい、内蔵の類に当たっていない。良い手ではあるが倒すには時間がかかりそうだ。
それに岩を投げる
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