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26部分:第二十二話 窓割り犯を捕まえろ
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第二十二話です
ではどうぞ〜
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第二十二話 窓割り犯を捕まえろ

2009年4月30日(木)


放課後にキャップから召集が掛かって、俺達は空き教室に集合した。


「よっし!これで全員揃ったな!みんな喜んでくれ!久しぶりに『依頼』が来たぜ!」


思わぬ臨時収入の機会に俺達は盛り上がるが、まゆっちとクリスは頭を傾げた。


「依頼とはなんだ?」

「部活の練習試合なんかに呼ばれて雇われるんだ。それを俺達は依頼って呼んでる」

「大抵はモモ先輩や悠里の運動神経目当てだけどね……」

「彼氏のフリとかもあるんだぜ」

「それは殆どキャップ目当てだけどな」

「つまり、よろず屋。なんでも屋か」

クリスの例に同意して、悪魔で校内の問題だけしか引き受けないということを大和が説明しておく。


「報酬は食券で受け取る。今回は1人上食券9枚。依頼は討伐クエスト『窓割り犯人を叩き伏せろ』だ」

「おお、リッチ!しかも結構やりがいのある依頼ね」

「それ、依頼に回ってきたんだ」


高い報酬にワン子は声を上げて喜んで、京は冷静に返した。


「よくもぎ取ってきたな」

「もぎ取る?」

「他にも何でも屋やってる連中多いからな。依頼はまず競りに掛けられるんだ」

「それで競り落としたチームが責任持って依頼を果たしていくわけだ」


ガクトと大和が競りの説明をすると、キャップが今回の依頼の説明を始める。
今週になって、校内の窓ガラスが割られる事件が二度起きている。その犯人を懲らしめて捕縛するのが目的だ。本来なら警備会社の仕事だが、逃げる犯人を取り押さえたら他の仲間に突き飛ばされたらしい。敵は4、5人のグループで逃走は自動車を使用している。
ちなみに依頼主はヒゲこと、S組担任の宇佐美先生。


「ふふふ、これで少しは楽になるぞ」

「久しぶりだしな。存分にやってやるさ」

モモは上機嫌に自分の報酬を受け取り、俺も自分の報酬を受け取る。


「ちょっと危険な依頼だぞ。俺様に任せておけ」
「冗談言わないでよガクト、アタシはやるわよ」

「むしろガクトが危ないんじゃないかな」

「僕は元から戦闘に参加する気ないんで斥候で」

「大丈夫だガクト、みんなでやれば問題ない」

「新・風間ファミリーの御披露目だな」

「み、皆さんやってますので私もやります!」


クリス以外のメンバーも全員参加の意志をだした。


「クリスはどうする?受けるも受けないも自由だ」

「受けるさ。ガラスを割るなぞ許せぬ所行。ただ、報酬はいらない。貰わなくて
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