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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
25部分:第二十一話 Day by Day
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よ」
「それを今週何回聞いたよ……大和いじってこいよ。今日決闘で負けたから」
「ほぅ……それはイジリがいのある……なぁ、悠里」
「ん?」
「ちょっと相談がある」
「相談?」
モモが相談なんて珍しいので、俺は聞いてみることにした。
「実はな……最近、力の加減がわからないんだ」
「……は?」
「島津寮の風呂を壊した時、確かに私は力を入れてはいなかった。けど、実際は壊してしまうほどの力を出してしまっていた」
「あ〜……」
そういえば鉄爺言ってたな……力の制御が不安定だとかって……
「こんな話お前にしか出来ないし……正直、自信が無いだ。確かに負けない自信はあるが、力の制御できる自信がない……」
「モモ」
俺はそう言ってうなだれたモモの眉間を指で突いた。いきなり突かれたモモは眉間に手を当てて講義する。
「い、いきなり何をする!?」
「なに弱気になってんだよ、お前は。それでも武神か?」
「お前なぁ……真剣に悩んでるんだからもっと真面目に聞いてくれても……!」
「いいんじゃねぇの?別にさ、答えなんか無数にあるんだ。そうやってもやもやウロウロしてるって事は、出口を探し続けてるってことだろ?思考停止じゃないし、そうやって身を持って体験して自分で探さないと、意味ないじゃん」
「む……」
「それにさ、モモ言ったろ?ファミリーを守る人になるってさ。ならとりあえず、それでいいだろ」
「……本当にそれでいいのか?」
「モモがそう決めたんなら、それでいい。もし暴走したら俺が止めてやるから安心しろよ」
そう言って俺はモモの頭を撫でる。これは昔からの癖だから、今更治そうとは思わない。
「またお前は私を子供扱いする……」
「あれ?嫌いか?」
「い、いや……むしろ好きだが……///」
「ならいいだろ」
「むー……///」
モモは頬を赤くしながら、なすがままに頭を撫でられた。その様子を見ていた京は、
「むー(メラメラ)」
「み、京?なんか怖いぞ?」
「兄さん……場所を考えてやってくれ……」
「全くもう……」
嫉妬の炎を上げて、周りはその被害が来ないことを祈った。
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タイトルに意味はあまりありません。
タイトルが思い浮かばずこれになりました
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