暁 〜小説投稿サイト〜
真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
22部分:第十八話 金髪騎士娘襲来
[3/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「戦闘機、斬ってみたいな……」
「もの凄く物騒なこと言ったよこの人!?」
「でも本当にやりかねないよね……」
多分、斬れると思うんだ。余裕でさ。そのあと、ワン子がクリスに決闘を挑んだため、俺達はグラウンドに移動となった。
グラウンドには、決闘を今か今かと待つ生徒達で溢れていた。
「おーう大和、儲かってるかー?」
「姉さん!」
「シャバ代納めてもらおうか。ふふふふ」
「まぁまぁ姉さん。うちの転入生が上玉だよ」
「それを早く言え。どれどれ確か舶来ものだったな」
モモはグラウンドのクリスの姿を確認すると、
「上玉キター(・∀・)!!」
「ドイツから来たんだってさ」
「あの金髪は綺麗なもんだよな。撫で撫でしたい」
モモもウキウキしながらその様子を見ていた。
そして決闘が始まる。最初はワン子が攻めていたが、目が馴れてきたのだろうクリスが反撃に移った。
「兄さん、どう思う?」
「振りは速いにしても攻撃単調だし、結果的にクリスに攻撃を読まれちまうのは当たり前だな」
「速度も同じだからな。目が慣れれば簡単に避けられる」
俺の解説にモモも乗っかってくる。ワン子の攻撃は悪くないが、手の内を見せすぎたかな。
「あとはクリスの突きにどう反応するか、だな」
「フェンシングって全体運動だからな。そこにワン子が気づいてるかどうか……」
そう話してると、ワン子は頭上で薙刀を高速で回転させる。川神流『山崩し』の構えだ。
「ワン子、勝負する気だね」
「おい違うぞワン子ー、そうじゃないだろー」
ワン子の構えに京が反応する。モモはそれは違うとワン子に言うがもう遅いだろう。
ワン子は薙刀を振り下ろす、と見せかけて斜めに脚に振り下ろされた。
たが、フェンシングには全身有効な種目があり、クリスはそれが専門だったことは想定外だったようで、クリスの突きはワン子の肩に炸裂した。
「それまで!勝者クリス!!!」
鉄爺の声が響く。それに反応して周りの観客は歓声を上げた。
「ワン子が……負けた……ってわりとよくあることだったわね」
「喧嘩ふっかけては負けてますよね」
「足りない頭使い過ぎなんだよ。もっと本能で戦え」
小笠原さんと委員長の話に同調するようにモモが言った。ワン子に近づく大和だが、多分骨は大丈夫だろ。
「さて、それは置いといて……」
「どこ行く気か、お前は」
ガシッ
「なんだよ悠里ー。私はただ転入生に挨拶しにいくだけだぞー」
「そのままどうせ柔道の寝技とかする気だろ」
「……そんなわけないだろ」
「やるんだな!や
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ