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真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
21部分:第十七話 学園生活
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、ヒュームさんの下で修行してる時に仲良くなった。冬馬とも親友なので、よくしてもらっている。
「我が友悠里、なに用だ?」
「フェンリルの走行データ持ってきた。あと、改善点とかも一緒にあるから」
「うむ、ご苦労。あずみ!例の物を!」
「かしこまりました、英雄さまぁぁぁぁぁ!」
そう言って出てきたのは英雄の付き人であるメイドの忍足あずみ。九鬼家従者部隊序列1番。元傭兵で当時のコードネームは『女王蜂』。その手の方では有名らしい。持ってきたのは少し大きい袋だった。
「中にはフェンリルの部品が入っている。全て悠里の指示通りの物だ」
「ありがとう」
「気にするな。友の頼みは聞くものだからな!しかし……整備くらいならば我が九鬼の整備班が行うが……」
「自分でやりたいんでな。それに、タダで貰ってるんだ。できるだけ自分でやるよ」
「流石は一子殿の義兄上だ!それではよろしく頼むぞ!」
そう言うと英雄は上機嫌で去っていった。……相変わらず嵐の様な男である。
「悠里〜、ボク悠里のバイク乗ってみたい〜」
「じゃあ、今度乗せてあげるよ」
「やった〜!楽しみ〜!」
「悠里くんとツーリングとは羨ましいですね。というわけで悠里くん、今度の日曜にデートなんてどうですか?」
「なにがというわけでだ!?」
いきなり現れた冬馬に俺は驚く。この数年で冬馬は完全にバイになってしまった。しかもそのキレ味は増すばかりで正直怖い。
「む〜、トーマでもそれはダメ〜!」
「おやおや……ユキに妬かれてしまいましたか」
「いやぁ、若……流石にそれはどうよ……?」
準も呆れながらそれを見ていた。そんなこんなで、この時間は終わる。
その日の放課後、特にする事もないので川神院に戻って鍛錬をする。フェンリルの両サイドが開き、中からラックに収納された剣が六本現れる。その内の赤い持ち手が特徴の大剣を掴む。
この剣は久信さんが入学祝いにくれた物だ。3年半の時間を掛けて俺に合わせた調整のなされた剣。
知ってる人が殆どだろうが、この剣こそ、俺が転生の際に神様に頼んだクラウドの合体剣だ。フォルムとかはもう一緒だし……
俺が戦況に合わせられるように、と久信さんと燕ちゃんが考えて作ってくれたらしく、背中に背負うためのホルダーも送ってくれた。本来なら、燕ちゃんを助けてくれたお礼としてもっと早く渡す予定だったらしいが、俺は気にしなかった。俺の為に作ってくれた剣だし、なによりこの剣を使えることが凄く嬉しかったから。
「ハアッ!」
俺は一つ一つの動作を確かめるように剣を振る。今、俺が振ってるファースト剣が『アポカリプス』、柄まで刃があるものが『オー
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