暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第41話「束襲来」
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ラウラは平静を装いながらも少し笑みを抑えられなかった。

「じゃあ最後はかんちゃん。...と言ってもゆーちゃんに色々教えてもらってたみたいだね〜。気質も“水”だし、応用してまた違った扱い方も編み出してる。....というか“水”に適正ある子多いね。専用機持ち。」

「一番扱いづらい上に教える方も具体的には教えられないのにな。」

 セシリア、ラウラ、簪の3人が見事に被っており、束と桜は苦笑い気味に呟く。

「属性...そういえば、秋十達はどうなの?」

「俺たちか?そうだな...。」

 ふと鈴が気になって秋十達に聞く。

「箒ちゃんは“風”と“水”だよ〜。紅椿は速いし、剣道をやってるから“水”にも通じるんだよ。ちなみに束さんは四属性全部だよ!さっすが私!」

「俺と千冬も全部だな。“聖”と“闇”はさすがにないが。あれは特殊すぎる。」

 イメージに当て嵌めただけなのだが、それでも“聖”と“闇”に値する気質は特殊らしい。

「“聖”とか“闇”を持ってる人っていないの?」

「気質で持っている人を見た事はないな。ただ、ISの属性でなら一人いるぞ。」

「えっ?」

 その事を知っている人物の視線が、一人に集中する。

「ゆ、ユーリが...?」

「ユーリちゃんの“エグザミア”の属性は“火”、“風”、“土”...そして“闇”だ。ちなみに“闇”以外は武器によって適正が偏るから、厳密には三属性の内一つって所だな。」

「“闇”って一概には言うけど、別に悪い意味じゃないからねー?」

 ちなみに、ルシフェリオンが“火”、バルフィニカスが“風”、エルシニアクロイツが“土”となっている。

「私は“水”と“風”と“土”だね。“水”は後から習得したけど。」

「属性は先天性と後天性があるからな。紅椿の“水”も後天性だ。箒ちゃん自身の気質が影響しているからな。」

 打鉄の派生である簪のISも実は後天性で“水”になっていると、桜は付け加える。

「シャルは今の所“風”だけだな。」

「...あれ?肝心の秋十は?」

 未だに秋十だけは名前が挙がっていない事に気づく鈴。

「あー...あっ君はね〜...。」

「...俺、全属性に適性はないんだよ。先天性どころか、後天性すらもな。」

「「「え、ええっ!?」」」

 秋十の言葉に、知らなかった鈴たちは驚きの声を上げる。
 今まで見てきた戦いだけでも、相当強かったのだ。
 それなのに適性がないのは驚愕の事実だった。

「おっと、勘違いする前に言っておくが、適性がない=使えない訳じゃないぞ?」

「あっ君てば、努力だけで四属性全て使ってるんだよねー。...ホント、凄いよ。」

 属性を扱う上手さで言えば断然マドカ
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