ガンダムW
1592話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
実際、戦闘に積極的に参加していない一般人を殺すというのは、決して気持ちのいいものではないのは事実だ。
けど、それでもシャドウミラー……このW世界の今のシャドウミラーではなく、ホワイトスターを本拠地としている、本当の意味でのシャドウミラーとしてやっていくのであれば、いずれ体験しなければならないことでもある。
各世界に転移すれば、多かれ少なかれ戦闘やら……もっと大きく戦争やらに巻き込まれる俺達だ。
その辺りの割り切りが出来るようにならなければ、将来的には自分が、そして仲間が危機に陥る可能性がある。
もっとも、それをすぐにやれるようになれとは言わないが。
その辺りはシャドウミラーの本隊と合流してから考えてもいい事だろうし。
……にしても、シャドウミラーの本隊か。
俺が言うのもなんだけど、シャドウミラーを率いている俺がいる方が、普通なら本隊という扱いになるんじゃないか?
まぁ、俺とそれ以外となれば、向こうの方が本隊という扱いになっても仕方がないのかもしれないが。
「ともあれ、まずはこの前と同様に俺が最初に別荘に忍び込んで適当に盗み出して、一通りそれが終わったら別荘を軽く爆破する。それを合図にしてトーラスを発進させてくれ。……幸いと言うべきか、警備のMSの類はいないみたいだし、トーラスだけで別荘を完膚なきまでに破壊出来るだろ」
デルマイユも、以前の屋敷の件があるから自分が狙われているというのは分かっているのだろう。
だがそれでも、自分の所有している建物全てに警備のMSを派遣する事が出来る程OZの戦力に余裕はない。
そもそも、狙われているのが本当にデルマイユだけとは限らない訳だし。
そうなれば、当然他のロームフェラ財団の上層部の持っている屋敷へと警備のMSを派遣する必要が出てくる。
そんな状況で、重要な屋敷であればまだしも、こういう別荘にまでは警備のMSを配備出来ないのは当然だろう。
……まぁ、それでも自分の別荘が破壊されるような事にでもなれば、デルマイユにとっては面白くないのは事実だ。
そんなデルマイユが次に取るべき行動は、シャドウミラーと連合軍に対して仕返しをする事。
だが、その仕返しをするしない以前に、現在のOZが動かせる戦力は決して多くはなく……この辺がジレンマとなるのは間違いないだろう。
つまり、デルマイユを苛立たせるという目的については十分以上に達せられる。
勿論警備を派遣していないとしても、この別荘がなくなればデルマイユにとっても面白い筈はない。
警備のMSを派遣出来ないのが原因で、次々に自分の財産が食い散らかされていく……さて、デルマイユの忍耐はいつまで持つかな?
「アクセル代表、警備のMSはいませんが、当然警備会社の類とは契約している筈です。なので、アクセ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ