33秋子さんの初体験
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満足するまでお付き合いしますよ」
本日十二発も発射し、空っけつになっていたが、エナジードレインは受けなかったので、純血の妖狐の回復力で再充填しているオットセイ君。
「え? じゃあ、お願いします」
処女は別腹なのか、短時間で生産が追いついて子種ができたのか、もっと秋子の体を堪能したくなって軽く答えてしまったが、秋子の次の行動に驚かされる。
「私としますか? それとも……」
秋子が手を延ばすと、ドアが勝手に開き、外にいた名雪と沢渡真琴の姿が見え、当然向こうからも裸で抱き合っている祐一と秋子の姿が見えた。
「何してるのっ! お母さんっ!」
驚いて大声を上げ、自分の母親と恋人が抱き合っている、信じたくない状況に涙を流す名雪。
「秋子さんと祐一が?」
目を覚まして降りて来た真琴の方は、名雪ほどの衝撃は受けなかったようだが、動物の本能で嫉妬の心は持っていて、祐一を秋子に取られたのを知って落ち込む。
『名雪、どこまで聞いていましたか? 真琴にはある程度説明しておきましたけど、貴方は人間の常識に毒されすぎです』
「なんで祐一とお母さんがっ、どうしてっ、どうしてっ」
名雪は秋子に駆け寄り、平手打ちをしようとしたが、そんな物は簡単に止められてしまう。
『貴方には何度も心の声で話し掛けてきました。今日の昔話も聞きましたね? 私たち四人は丘から降りてきた妖狐、人間とは全く違う化物なんです、知っていましたね?』
「そんなの聞こえないっ、ありえないっ、親戚なのにこんなことしてっ、どうしてっ!」
先ほど聞いた話も幻聴だと思って耳を塞いで泣き叫び、秋子の話とは次元の違う、男女の恋愛の縺れの話を続ける名雪。
『やはり人間の世界で育てたのは間違いでした。真琴、いらっしゃい、祐一さんと交わって、沢山子供を産むんですよ』
「うん、秋子さん」
秋子に操られるように部屋に入って、平然と服を脱ぎ始める真琴。名雪はそれすら信じられないといった表情で、真琴を突き飛ばし、また平手打ちしようとする。
『やめなさい!』
秋子の言葉は通じなかったが、真琴にも手を受け止められ、今度も鉄拳制裁はできなかった。
「ふん、何の力も無いくせに、秋子さんのクローンだからって偉そうにしないでよね」
『子供の頃の名雪にも色々と昔話をしましたが、「自分はキツネの国のお姫様だ」と言い出して、香里さんに笑われて喧嘩になってから控えるようにしてきました。でも貴方には世間で笑われたとしても、人間の世界の常識より、妖狐の世界を理解させておけばよかったですね』
人間世界で生活を続ける名雪に対しては、まともな?教育をしてきた秋子。親子でも兄弟姉妹でもマウンティングして上下関係を確かめ、時に交尾もする獣の世界の常識を教えるべきだったと後悔する。
『名雪、貴方も妖狐なら、服を脱いで祐
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