33秋子さんの初体験
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いや状況証拠で体が気付いたのか、二人の心の声が伝わったのか、母親の部屋の前で座り込んで、えぐえぐと泣いていた。
「ああっ、秋子っ、またっ、またイクよっ!」
また達しそうになって切羽詰った声を出し、秋子の中で放出しようとしている祐一。それでも尊敬する叔母で恋人の母親を妊娠させるのは、どうしてもためらわれた。
「いいんですねっ? 外に出さなくていいんですねっ?
「外で出しちゃだめなんですっ! 中でっ、膣内に出して下さいっ!」
秋子ちゃんも「琴音ちゃん式カニばさみ」で祐一の腰に足を回し、絶対に外には出させようとしなかった。
「あううっ!」
「ひいいっ!」
現役高校生の若々しくて熱々な物を、たっぷりと自分の腹の中にぶちまけられ、気絶しそうになる秋子ちゃん。
「はあっ、はあっ、はあっ……」
一旦行為が終わり、荒い息をしながら、抱き合って余韻を楽しんでいた二人。
「ああっ、赤ちゃんできちゃう」
自分のお腹をさすり、流れ込んできた祐一の子種を感じて感激の涙を流す秋子。
祐一もその言葉で現実に戻り、栞に真琴、香里と名雪、佐祐理と舞(実の姉)、月宮真琴一行、秋子(戸籍上は叔母)とまで避妊もしないで交わってしまった節操が無く、鬼畜な自分の下半身を思い、しでかしてしまった事の大きさを考えていた。
ただ、この家に家族として住み続けるのは、自分のオットセイ君を包み込んでいる家主が了承してくれたので、今後とも継続可能らしい。
「気にしないで良いんですよ、祐一さんは丘の狐様なんですから「余命幾ばくも無いものは、丘の狐と交わって命を繋ぐ」しか無いんです。それに名雪や真琴とも交わって、できるだけ沢山子供を産ませてやって下さい、私が「了承」します」
「そんな、いいんですか? そんなにたくさん産まれて」
「ええ、純血の妖狐の方がありがたいんですけど、ハーフでも構いません。今度、栞さんと香里さん、親御さんにもこの事を知らせないといけませんね、納得しなければ『命令』してしまいますが」
秋子の言葉にちょっと怖い物を感じるが、美坂姉妹からの追撃や諍いが終わるのなら、その方が良いとも思えた。
やがて二人が体を離し、冷静になってくると当初の目的を思い出し、妖狐としての力を確かめてみる。
「……来ない」
「えっ?」
「力が流れ込んで来ないんです」
思い出してみても、心当たりがなくて困るが、命を救った相手に何かを渡したのではないかと思い始める。
「きっと、祐一さんの力が全部集まっていないからでしょうね、今日は仕方ありません」
天使の人形が祐一の力の大半を持っているので諦め、枕元のティッシュを抜いて、自分の処理を始める秋子。祐一もティッシュを取り、自分の息子さんを拭いていた。
「祐一さん、もう一度しておきますか? まだ若いんですから
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