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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
21カズマを救うため死地に向かうサッキュバス兵
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下に空気がないっ!」
 消化用のガスが平地を伝い、意識を失わせたり、朦朧とさせて、慌てて飛び立って建物の上に立つBBA達。
 ほぼ勝敗は決して、サッキュバス側の防衛が成功したが、その後まで立っていた者に不幸が訪れた。
 動作し始めた防御装置が、重装歩兵であろうと、チェーンメイルの歩兵でも関係なく、ヘルメットに小さな穿孔を空けて倒した。
 紙に穴でも開ける程度で、弾丸の音もせず、爆風の音もせず、静かに、静かに処分されて行く兵士。
 エネルギー消費量も最低限で、たとえ数十万の兵士に包囲されても、全く同じ手順で黙々と作業を続け、サッキュバス以外の全員を殺傷できる防衛装置。その後も無音で頭に穴を開けられた兵士が倒れて行った。

 神殿
「脅威1……殲滅、脅威2……殲滅、脅威3……殲滅」
 映像がズームアップされると、赤い光点が当たった者は順に倒れて行く。何の派手さもなく、自社のサッキュバスは巻き込まず、武装した人間だけを消去していく。
「はははっ、まるで人間がゴミのようだっ」
 見事な悪役セリフを言い出すアクア、もう心の中まで悪役らしい。
「脅威12…… 殲滅、脅威13」
「らめええええええええっ!」
 カズマが叫ぶと一応攻撃が止まった。モニターにはアクセルの町でおなじみの冒険者たちが映っていた。
「停止しました、それでは、先程ここを爆破したと思われる魔法使いを発見しましたので処分します」
 ズームされると、後方にいる貴族や商人、女王様が待機している後方に馬車で運ばれていく術者、めぐみんがぶっ倒れて運ばれている所が映し出された。
「それもらめえええええええっ!」
 めぐみんが乗る馬車に光点が合わされると、馬車ごとふっ飛ばそうとした防衛装置だったが、一応カズマの声で止まった。
「何故ですか? この場所を破壊しようとしたテロリストですよ?」
「いや、みんな俺を助けに来てくれた仲間なんだ、助けてやって」
「了解しましたで、ではここを水没させようとした容疑者を…」
「こっちもらめええええええっ!」
 今度はアクアに光点が合わさり、モニターにも表示されたのでカズマが止めた。

 その後、カズマが泣いて頼んで、死んだ兵士とかもアクアに生き返らせてもらった。
 10小隊100人以上の兵士だったが、現在化け物以上の魔力があるアクアには可能だったので、どうにか死人を出さずに済み、対話のテーブルが用意された。

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