暁 〜小説投稿サイト〜
この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
21カズマを救うため死地に向かうサッキュバス兵
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
高地みたいに、自分たちの死体を積み上げて土嚢として味方の弾よけに使うのだとか、一人一殺の覚悟で手に持てる程度の刃物でフル装備の兵士に向かって行く。
「らめえええええええええええっ!」
「さあ、お前達はカズマ様をお連れして逃げよ、魔族領に向かって飛ぶのだぞ」
「「「「「はいっ!」」」」」
 族長と親衛隊?は、また今生の別れなんかしてから、カズマを抱えて飛ぼうとしていた。
「いやちょっと待って、アクア、あの女神のところまで行って、あいつなら何とかできるから、ね? ね? ね?」
「はい、まだ猶予はあるようですのでお連れします」
 アクア方面に連れて行かれるカズマは、ウィズに向かって全力の「ヘルプミー」の目で見たが、悲しそうな顔で目を逸らされてしまった。

 人間側。
 隊列を組んだ人間側から、約束の時間が終わる頃に馬車が突出して、数人の人間を降ろした。
「先生、お願いします」
「ど〜〜れ〜〜」
 時代劇の凄腕の剣術の先生か用心棒のようなセリフを言って降りた人物。
 リッチのウィズが現在行方不明なので、アクセルの町では一番の使い手である。
「ほう、これはまた壊しがいのありそうな建物、よ〜し、一丁やりますか」
 指につばを付けて風向きを感じ、爆裂の位置と方向を決めた。
「エクスプロージョン!」

 サッキュバスの巣、下側。
「おうら〜〜っ、女神を檻に閉じ込めるなんて、よくもやってくれたわね」 
 アクアは水を呼び、生み出し、一晩たまった怒りのゲージを発散するため、巣全体を水没させて聖水も入れて、ディスペルできる相手がいるなら消してやろうと用意した。
「巨大花鳥風月!」
 下から水が押し寄せ、濁流の渦が巣を飲み込んで行く、これがもし五階の神殿近くにある託児所に到達すれば、まだ契約されていない子供の命が危ない。
 それとほぼ同時にサッキュバスの巣の中心近くに撃ち込まれた爆裂魔法。
 攻城戦に使える魔法は、水とは反発しあったものの、五階から上、神殿から上を爆破炎上させ、脆い構造の巣を見事に吹き飛ばした。
「あああああああああああああああああああああああああああああっ!」
 この支払は必ず自分持ちになると確信したカズマは、あごが外れるぐらいの大口を開いて断末魔の悲鳴を上げた。
 サッキュバスの巣は「上は水浸し、下は火事でボウボウってなーに?」の逆になって、下半分が水洗便所のような濁流に洗い流され、上半分が爆裂魔法で粉砕されて爆発炎上。
 真ん中では水蒸気爆発が起こって相殺し合い、旧文明の力で作られた強化セラミック神殿とか重要施設は破壊されなかった。
 一つの大きく丸い細胞に、網の目のような橋が幾つも架かって繋いでいた巣を分解して吹き飛ばし、細胞部分が丸ごと燃えながらゴロンゴロン転がり落ちる惨状を示し、どっかのナディア
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ