暁 〜小説投稿サイト〜
真剣で私に恋しなさい!S〜それでも世界は回ってる〜
15部分:第十三話 タークス
[4/4]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
感じでは今までと違い凄く軽くなっていた。
左腕にはワイヤーガンを装着した。手首を動かすと、ワイヤーガンの箱が180度回転し、手のひらにすっぽり収まるようになっている。バスターソードを回転させ、背中の磁石に取り付けた。
「決まってるな。霧島の位置は衛星が抑えてある。わからなくなったら、携帯を見ろよ、と」
「わかった。ありがとう、二人とも」
礼を言うと、俺はタカの目を発動させて走り出した。途中、建物が邪魔だと思いワイヤーガンを構えて屋上に向ける。
バシュッ!
カンッ!
アンカーの引っ掛かる音と同時にボタンを押すと、ワイヤーは凄い勢いで巻かれ、俺の体は宙を舞った。
「おぉぉぉぉ!?」
予想外の性能に俺は声を上げてしまう。屋上の手すりに着地するとアンカーは手すりから外れ、鞭のようにしなって元に戻った。
「……スゲェな、コレ……」
思わず呟いてしまう。気を取り直して俺は再び走り出した。
悠里を見送ると、レノとルードは資料を取り出し、霧島の行きそうな場所を探す。
「……早く見つかるといいが」
「そうだな。コイツ、捕まえた女を片っ端から抱いてやがるからな。それをDVDにするとか最低なクズ野郎だぜ」
車を運転するルードの隣で、レノは資料を読みあさる。すると、封筒から一枚の紙が落ちた。
「あん?なんだこれ……?」
自分も読んでない資料に、レノは目を通す。そこには驚くべきことが書いてあった。
「……おいルード、急いでヒュームと鍋島のおっさんに連絡だ。あと冴島も呼べ」
「……?なにかあったか?」
「見ろ」
「……!?これは……!?」
「急げ!悠里だけじゃマズいぞ、こいつは!」
ルードはアクセルを強く踏み、車は速度を速めた。レノが見た資料には霧島の人間性が書かれてあった。
霧島 龍太
人間性:残忍かつ、極めて危険
性的欲求に問題あり
カニバリズムあり
************************************************
次の話は……まぁ、問題作ですよね……
では次回で
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ