夏色小径
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俺が、彼女と一緒にお散歩デートをしていたら
「ただ博麗神社に向かってるだけだ!!」
「心の声を読まないでもらえます!?」
まぁ、捉え方には個人差がありますが……少し時間があるので、何か聞きたいことはないかと聞かれたので(聞きたいことだらけなのだが)少し質問してみた。それで分かったことが、彼女の名前が藤原妹紅だと言うこと。そしてなんと…………不死身だと言うこと!!!バァァン!!(驚きBGM)…………え?何?知ってる?……まぁたぁ〜。そして、彼女は蓬莱山輝夜と言う月から来た、これまた不死身の女性と頻繁に殺し合いをしているらしい。不死身同士の殺し合いなのだから、いつまでたっても終わらないのではないか?と思ったがあえて口には出さなかった。そうこうしている内に、目の前にそれなりに長い階段とその先に鳥居が見えた。
「ほえ〜、あれが?」
「そう、 あれが博麗神社。」
階段を上がり、赤い(正確には朱色)の鳥居をくぐると、思ってた以上に大きく、そして古いと思われる神社の拝殿であろう建物があった。その入口付近には小さな賽銭箱がちょこんと置いてあった。そして、建物の近くには大きな木が神社を見下ろすように立っていた。緑色の葉が綺麗な立派な木だ。この〜木何の木〜ケンタッキー♪………おっとこれは、今年の流行語大賞けっt
「ほら、突っ立ってないで行くよ。」
妹紅はそう言うとそそくさと本殿へと足を進めた。
「ちょっと〜置いてかないでぇ〜。」
俺はそう言いながら妹紅を追いかける。と言っても2m程しか離れてないのだが。妹紅が建物の前で「お〜い、いるか〜?」と巫女さんを呼んでいた。2,3分待ったが人がいる気配はなかった。待人 現れないでしょう
「このまま、ここで待つべきか……いや、一度、人里に……。」
妹紅がブツブツと何かを言っていたので、俺はその間に賽銭箱に賽銭を投げ込んだ。
「この位でいいかな?」
貧乏と聞いていたので、所持金から500円玉を2枚賽銭箱に入れた。すると、
「あら、お賽銭とはわかってくれるじゃない。」
ふと、聞きなれない声の方へ顔を向けるとそこには、これまた可愛い女の子が立っていた。まだ、10代半ば位に見える顔立ちで、身長は妹紅よりも、やや高い。少しブラウンがかった黒い目、肩の少し下まで伸びた艶のある黒髪の後ろには頭くらいの大きさの赤いリボンをしていた。赤を基調としたノースリーブの様な服装に、二の腕の中盤から手首の方まである、手首の方が広がった赤い袖。恐らく、巫女服なのだろう。脇出てるけど。
「霊夢、あんなに呼んだのに…まさか無視してたの?…………あ!お賽銭の音がしたから来たんだな!?」
「違うわよ!!蔵の片付けしてて、丁度終わった時にお賽銭の音が聞こえただけよ!!あんたは私がどんな風に見えてるのよ!!」
「貧乏巫女?」
「そうだけど
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