暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と沖縄の蛇達
第十二幕その十二

[8]前話
「ただそれだけのことよ」
「だといいけれど」
「とにかくそちらも頑張ってね」
 サラは先生が出してくれた沖縄のお茶を飲みつつ先生に言いました、常夏の沖縄から帰った先生に対して。
 そして王子とトミーもです、サラから言われたことを先生にお話してもらって先生に言いました
「その通りだね」
「僕もそう思います」
「自分を駄目って思わず」
「少しずつでも前に進んで下さいね」
「そちらの方もだよ」
「頑張って下さい」
「二人もそう言うね、僕はどうしても自分が女の人に人気があるとは思えないけれど」
 先生はどうしてもそうは思えないです。
「とりあえず駄目だとは思わないことにするよ」
「自信過剰と自信がないことは同じだよ」
 王子は先生に言いました。
「違う様でね」
「うん、実はそうなんだよね」
 先生もこのことはわかります。
「どちらも見えるべきものが見えなくなるからね」
「だからだよね」
「うん、適度な自信を持って」
「恋愛もだね」
「見ていくよ」
「そうしてね、とにかく沖縄から無事に帰って来られたし」
 王子は先生にこうも言いました、微笑んで。
「よかったよ」
「お疲れ様でした」
 トミーも言います、先生の周りにはいつも通り動物の皆がいます。大学の研究室でいつも通り仲良くしています。
「それじゃあ今日も」
「うん、学問を楽しくね」
「していきましょう」
「是非ね」
 笑顔で応えた先生でした、沖縄から帰った先生の学問はこの日も行われるのでした。


ドリトル先生と沖縄の蛇達   完


                        2016・9・12
[8]前話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ