エピローグ
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エピローグ
夕暮れの中、麻生とフェイトは街道を走っていた。
フェイトは何も話そうとしない。
麻生も同じだった。
そして目的地に到着すると麻生はフェイトを優しく降ろした。
麻生の行為を察するフェイト。
「お兄さん・・・行っちゃうんですか?」
「・・・フェイトちゃん・・・元気出せ・・・君には・・・アルフさんや・・・素敵な友達が居るじゃないか・・・」
麻生は優しい笑みを向け悲しい表情を浮かべているフェイトの頭を撫でながら言った。
「フェイト〜」
連絡を受けていたアルフがフェイトの元に駆けつけたと同時に風が吹き肌寒くなると麻生はフェイトに自分の革のジャケットを着せた。
「・・・元気でな・・・」
それだけ言うと麻生はバイクに跨り去ろうとした。
その時!
「お兄さん!」
フェイトの言葉に停まる麻生。
「・・・・・・・・・・・・・」
「ライダー!!」
その言葉に麻生は振り返りフェイトに笑みを残した。
それがフェイトが見た麻生の最後の姿だった。
「これが・・・フェイトママの大好きな仮面ライダーのお話・・・」
「へぇ」
「フェイトちゃんにもそんな人が・・・」
フェイトがヴィヴィオに話していると、なのはも驚いていた。
「フェイトママ・・・その人のこと好き?」
「好きだな・・・ママにはあの時間は短かいみたいで永かったよ」
フェイトはヴィヴィオに笑顔で答えた。
「じゃあ・・・バルディッシュには麻生さんの大自然の力があるんだ」
「うん」
フェイトはバルディッシュと麻生のジャケットを見ていた。
「フェイトママもね・・・いつかどこかで逢えるって信じてるんだ」
風のように現れ風のように消えてったライダー達。
「あ!はやてさんも仮面ライダー知ってるかな!?」
と言ってヴィヴィオははやての元に走った。
「はやての仮面ライダーって」
「あの人かな」
「はやてさん!」
「ん?ヴィヴィオどうしたん?」
はやてに抱きつくヴィヴィオ。
「はやてさん!仮面ライダー知ってる?」
「仮面ライダー?どうして?」
「なのはママとフェイトママが仮面ライダーのお話してくれたの!!」
笑顔のヴィヴィオにはやては
「そっか〜じゃあ話しちゃおうかな〜はやてさんの大好きな仮面ライダー」
「わーい!!」
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