暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
番外・・・・そして、序章 始まりの世界
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ん』

蒔風では行きつけない。
その事実が、どれだけ非常事態なのか、蒔風は理解出来ない男ではない。



つまり、「奴」は追えない。
世界は食われる。

世界は護り手を失ってしまうのか。




「な・・・じゃあ・・・・どうすればいいんだよ!!!」


蒔風が焦る。それはそうだ。
「奴」によってどこかの世界が食われるのも嫌だが、その後に被害にあうのは、今まで彼がめぐってきた世界すべて。そっちの事の方が、より恐怖を感じる。


『大丈夫です。これから・・・私があなたをその世界に送り出しますから』

「よ・・・よかったぁ・・・・さすが管理者、だな」



胸をなでおろす蒔風。
そして、管理者の女性に次の世界の事を聞こうとする。



『ここでは言えません・・・・しかし、着けばすぐに知ることです』

「は?」




『さあ!扉は開きました!行きなさい、銀白の翼人!!!』

「お、おい・・・うわっ!?」




光が白く輝いて、その光に蒔風が引き込まれていく。
視界が光に包まれて、なにも見えなくなったとき、管理者の声が耳に届いた。


『"no Name"管理者、アリスの名において・・・・どうか、あなたの世界に祝福あらんことを・・・・』

「なにを・・・・・うわぁぁアアアアアアア!?」









意識が飛ぶ。
位置が定まらない。
腕をもがいても、足をばたつかせてもなにもわからない。






そうして、蒔風は眠りに落ちて・・・・・・










------------------------------------------------------------











そう、そうして蒔風は世界に送り出され、あのベッドの上で寝ていたのだ。








そんな回想を振り返って、蒔風が目を開ける。

そうだ、そうだった。
そう言われて、俺はこの世界に来た。




そりゃ、俺一人の力じゃ無理だ。
こんなところ、来れるわけがないんだから。

記憶がこんがらがるのもわかる。
だって、時間を巻き戻ってんだからなぁ。



そういえば古手梨花も、こんな感じだったらしいしな。
彼女も神の力を借りてでだし。












なるほど、だったら・・・・俺は・・・・・




俺がやる事は・・・・否






俺は・・・・やれるんだ。
やり直せる



救いなおせるんだ。














蒔風がいる
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ