第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
Angel Beats!! 〜Next Door〜
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人物ということにしたのだ。
故に、「奴」のあの言葉に剣が今、暴発しようとしている。
蒔風に向かえばいいのか、「奴」に向かえばいいのか。
一体どちらが担い手なのか。
どちらも同じ人物だ。しかし、どちらも違う人物だ。
二人の剣には意思が宿った物もあるが、このようなバグを起こしては意味のない事だろう。
しかも、この剣はただの剣ではない。「世界四剣」と、その反剣だ。
更に言うならば、そのうちの一本と、ちょうど反対に位置するモノがぶつかっているのだ。
そのエネルギーは計り知れない。
そして、その暴発が今、巨大な球体となって二人を飲み込んだ。
「な・・・ぶぉッ!?」
「はははは!!うまく行った!!これで爆発すれば、世界の外まで弾き出される!!」
「きさま・・・・これが・・・・・」
「そうだ!!安心しな、この世界は諦めた。だがな、次の世界で、俺はお前を殺す!!!暴発することがわかってりゃあ、その方向性もどうにかできるからなぁ!!!」
「奴」が叫ぶ。次こそ終わりだと。
何度も聞いたその言葉が、何故だかいやに耳に残る。
「どういう・・・・ウアぁッ!?」
「「お前」を殺すんだよ蒔風!!!消してやる・・・・次の世界で、絶対に殺してやる!!この世界で死んだ方がましだったって思わせてやるからなァ!!!!!」
「奴」の笑い声が聞こえる。
目の前が光に包まれ、その光が光として見えなくなったころ
それが爆発して、世界から二人を弾きだした。
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ここは・・・・どこだ・・・・・・・・
蒔風が目を覚ます。
いや、正確には意識が覚醒しただけで、目はまだ開かれていない。
ただわかるのは、自分は今、ベッドの上で眠っているという事だ。
目を覚ます。
まあ当然だが天井がある。
周囲を見渡す。
この世界は・・・・情報が流れ込んでくる。
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