暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
Angel Beats!! 〜Phenomenon in Dream.〜
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りだ。だが、彼らに何かあったとき、皆は彼らをないがしろにするぞ?』


・・・・そんなことはない。皆一丸となって・・・・・


『この世界でじゃない。そうだなァ・・・・もし、全員で旅行に行った時、飛行機が墜落したとする。そして全員の命が失われた』

・・・・考えたくないな。

『だが、その時その事件を知る者はいるのか?いないだろう?あの主人公だって、テレビや新聞で読みながらも、適当に流すだろうさ』

・・・そんなこと言ってどうする。
俺だってそうしてしまうだろうし、そこで「ないがしろにしやがって」とキレるのはお門違いだ。




『それだけじゃない。他の世界では、誰か(わきやく)の死なんざ適当に流されてしまう。考えてみろ。今までお前が見てきた作品で人死にがあったろう?被害何万人ーだとか。そのなかで、すべての人の死が掘り下げられてきたか?』


そんなことをしては・・・・・

『そうだ。そんなことはない。そんなことあったね、だ。最悪、描写すらされないかもしれないな。そんなんでいいのか?お前の仲間の死なんて、だぁれも見向きもしないぞ?無視だ無視。あったってなかったって、同じようなもんなんだよ』


貴様・・・・



『お?お?キレる?この声は幻聴かもしれないのに?そう言ったのはキミなのに?それに向かって切れるんですか?この声の存在を受け入れるんですか?』


・・・・・黙れ、お前はいった・・・・・



『はい、残念。認めましたね。ではさようなら。フェ〜ドアウ〜〜〜ト』








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そこからの事は蜃気楼がかかったようになって、頭の中がはっきりしてない。

普通は「もやがかかったように」だって?
いや、そうじゃなかった。だって頭の中では沸々とした怒りがわき上がっていたから。




あいつらはなくてもいい存在なんかじゃない。
あいつらは決して無視されてもいいような、そんなどうでもいい奴らじゃない。





そんな思いに駆られて、俺は行動していた。
ホテルに聞き込み、住所を割り出し、入念に準備までしてきた。






なんでだ?どうしてこうなる?あいつらがないがしろにされていいはずなんかない。
なぜだ?なぜそうなる?なんでこんな扱いなんだ?



『決まってる。それは主人公がいるからさ。彼がいるから、こっちに誰も目を向けないんだ』




そうか・・・・・




なんだ、だったら簡単じゃないか。




ただ





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