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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
Angel Beats!! 〜Phenomenon in Dream.〜
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はただ単におかしくなってしまったのか?

多分、そうだろう。




自分の中に浮かびつつある推論。
だが、推論であろうとも、俺には確実だと言えるだけの自信があった。




そして、それが何より怖い。




精神異常者やトンチンカンな予言者は、自分がイカレテいるという事に気付いていない。
彼らは自信満々なのだ。持論に、何の疑いも無い。


きっと今の自分はそれと同じなのだろう。





だから早くこんなこと早く忘れてしまうのが一番いい。



馬鹿げてる。
アホくさい。
実に現実的でない。



作品(世界)は確かに存在し、それが他世界に電波のように伝わって、それを受信した者が作者となって作品にしているなど。

この世界を舞台にした、あの時見たあいつを主人公とした物語。
他の世界でその物語を見てみると、彼がすべての中心で、自分たちは目にも止まらぬ脇役なのだ、などと言ったことは








すべて、バカげた妄想なのだ。







そもそも(それが本当だとしても)そんな事知ったところで俺たちの人生がどうなる?


俺はしっかりとここにいて、実に楽しく人生を謳歌してるじゃないか。
そこに不満はないし、いまさらどうしようもない。


それにあの時見たあいつだって、もう自分の町に帰っているだろう。顔ももうぼんやりとしか覚えていない。



名前もなにも知らないのに、これ以上どうすると言うんだバカバカしい。



それに本当に今の立ち位置に不満があるなら、自分から彼に会いに行って知り合えばいいじゃないか。
出てきたホテルはわかるから、彼の事を知るのは別に不可能ではないだろう。


だがそうしたところで、もしかしたらあいつは俺にとってはそりの合わない人間かもしれない。
そんな人間と一緒にいてどうする?


オレは今、十分に満足している。
それに何度も言うが、そんなことしても俺は今の人生には・・・・・・・






『不満はないか?そうかそうか。お前は今、自分の人生に満足しているのだな?』







そうだ、その時、そんな声が聞こえてきたんだ。
いつものように布団の中で、苦しみと悩みが払拭され、この議題を自己完結させようとした俺の脳裏に。








『お前の友人達、あれはいい友人だな』


・・・・・・・・・・


『おいおい、無視か?お前に語りかけてるのは幻聴じゃないですよー?』


・・・・・だから何だ。
ああわかったよ答えてやるよ、最高の友人だ。


『お?答えてくれる?そうなのだね。君の友人はいい者ばか
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