第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
Angel Beats!! 〜Going my Way〜
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「で?なにすればいいんだ?」
「そうだなァ・・・・って言ったところでやることないんだよな」
「はぁ!?」
蒔風が素っ頓狂な声を上げる。
それに音無がはははと笑いながら先を話す。
「だっていつもやってんのはここに来たやつらを成仏させることなんだけど、今はみんないないし・・・・」
「じゃあお前も成仏すりゃあいいじゃねえか。ってか、だったらなんでオレを誘ったんだよ!!」
「ん〜〜〜。面白そうだったからかな?だって、死なないでこの世界に来たやつなんて、初めてだし」
「・・・・はぁ・・・・もうお前それでいいよ」
そんなことを話しながら蒔風と音無が歩いていくと、チャイムが鳴って、授業の始まりを告げる。
「お、しまったな・・・急いで教室に・・・・」
「だめだ。遊ぶぞ」
「・・・・・は?」
授業に出ようとする音無に、蒔風が待ったをかけて腕をつかむ。
その蒔風になにすんだとあきれ顔をする音無だが、蒔風は問答無用だ。
「おまえオレのこと誘っといてなにも無いんなら、オレのやりたいようにやる!!まずは球技だ!!」
「は?は!?」
「俺は球技ができん!!だからそれを克服させてくれ!!やんぞコラーーー!!!」
「ちょ、待てって!!授業は!?」
「そんなんどうだっていいだろうが!!!どーせん死なばもろともだし!!!」
「まあ、確かに死んでんけど・・・・」
強引にグラウンドにまで出ていく二人。
そして、蒔風がバットを握り、音無がグローブを持った。
「よっしゃ!!打てるまでやんぞーーーー!!!」
「はあ・・・・」
「なんだよ、ため息つくなよ!!暇になっちまったんだから、やることないんだよ!!」
「まあ・・・誘っといて何もなかったオレが言うのもなんだけどな・・・・「奴」を倒しに行かなくてもいいのか?」
「いーの!!どーせあっちもなにもできないし、俺はあいつが動かないと何もしようがないんだからさ」
「そういうもんか?」
そんなことを話しながら、普通に練習を始める二人。
蒔風がバットを振り、五回に四回は空ぶって、それを音無が注意、指導していた。
そうして再度始めると、手からすっぽ抜けたバットが音無の顔面に直撃かけたり。
当たれば間違いなくボールは見えなくなるが、まったく見当違いの方向へと飛んで行ってしまう。
そんなことを続けて、早くも放課後になってしまった。
すでに夕日がまぶしく、すぐに暗くなりそうだ。
「な
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