第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
Angel Beats!! 〜He will not die〜
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
い。
まあなんにしろ、本人が眠ってしまったのだ。
無理矢理起こしてもしょうがないし、そもそも「奴」はそんなすぐには来ないだろう。
とりあえず、本腰入れるのは明日からだということにして、蒔風も眠る。
ちなみにベッドは二段ベッドで、音無が下、蒔風が上だった。
------------------------------------------------------------
翌日
音無と蒔風は午前中の授業を終わらせてから、食堂で昼食を取っていた。
「おー♪マーボ、マーァボ〜〜」
「辛いの好きなのか?」
「大すっっき!!にしても音無よ」
「あん?」
「昨日の話は信じてくれたのか?」
蒔風がレンゲを音無に向けながら聞く。
ここを信じてもらわないと、蒔風にとってもどうしようもないからだ。
「さぁなー。信じるも信じないも、変わらないし」
「変わらない?おいおいそりゃないぜ?おまえが死んだらこの世界は・・・・」
蒔風が音無にもう一度しっかり話そうとして、その言葉がつまる。
人ごみの中に、気になる人物を見たからだ。
「あい・・・つ・・・・」
「どうした?」
「隠れろ、音無。「奴」だ・・・・・どうにも来んのがだんだん早くなってきてんな・・・・」
そう、こっちに気付いていないのか、「奴」が食券売り場に並んでいた。
しかも、ご丁寧に学ランまで着ている状態で。
「多分、計算中の息抜きってとこか・・・・ここは狭い世界だからな・・・こうしてかちあうのもおかしくはない・・・・か」
「ふーん。あいつが?」
「そうだ、あいつが「奴」だ・・・っておまえ普通に食ってんのな!?」
蒔風がテーブルに身をかがめていると、隠れていろと言っておいた音無が横に来て同じ人物を見ていた。
「ちょっと聞いてくるわ」
「バッ!!おまえ、説明聞いてなかったのかよ!!!」
「だってよ、あいつ、生徒じゃん。で、オレが生徒会長。わけへだてはできないよ」
「は?っておい、ちょっと待て待て待て!!!!」
そう言って、蒔風の制止も虚しく音無が歩いて行ってしまう。
それはもう一直線にだ。
そして
「新しく来た人か?」
至って普通に話しかけた。
その言葉に、「奴」は振り返って、こちらも普通に返事をしてきた。
「ん?」
「オレは音無結弦。生徒会長だ」
「・・・・ッ・・・・今は用、ないんだがな・・・・」
「?ああ、計算、だっけ?オレを
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ