第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜事件のその後〜
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顔が真っ赤なのはむせたからだけではないだろう。
「な、なななん、なんでですか!?」
「え?だってお前ら、いいコンビじゃん。お似合いだとおにーさんは思うけどなァ」
「じゃ、じゃあ舜さんはなのはさんのことどうなんですか!」
「え?ああ、あいつは俺にとって妹みたいなもんだからにゃー。それに、俺は誰かに恋することはないんだって」
「う・・・・」
「ほれ、諦めてお前らの赤裸々なお話を聞かせんしゃい」
「フェ、フェイトさ〜〜〜ん!!!舜さんがいじめるーーーーー!!!!」
「ほーれ、お姉さんが慰めてあげよう」
「エリオ君!!そっちアリシアさん・・・ってなに胸に顔うずめとんじゃボケぇ!!!!」
「まっ、これは不可抗りょブゲッ!?」
「エ、エリオーーーーーー!!!!」
走り去るエリオ。
立ちふさがって、それを回避しようとしたエリオを捕まえて抱きしめるアリシア。
それにとんでもない声を出してドロップキックを放つキャロ。
叫ぶ蒔風。
ちなみにアリシアは「やっぱ面白〜〜い」とか言って指さして笑ってる。
「ひ・・・ひど・・・い・・・・」(ガクッ)
「い、いいのか?エリオ、完全に伸びてるぞ?」
「ここは病院ですから」
「いや、理由になってねえよ!?」
「それにしてもなんでいきなりこんなことしたんだ?」
「え?」
パーティーも終わりつつあり、眠ってしまったヴィヴィオを膝の上で撫でながら、蒔風が隣に座るなのはに聞いた。
「だって・・・舜君、「奴」を倒したからすぐにいなくなっちゃうんでしょ?」
「ああ・・・そういう事か・・・・・」
「だから、想い出を残すなら今のうちかなぁ、って」
「ふーん」
「でも!絶対に会いに行くからね!!」
「くんなくんな。来られても困る。なんでそんなにするわけ?」
「す、好きだから!!!」
一瞬どもりながら、なのはが力説するように言う。
それを聞いて蒔風はため息をつく。
「いいかなのは。もっといい男がいるって。みんな、ではなく、おまえを大事にしてくれる人が、な」
「そんなことないよ。舜君は、私を守ってくれた」
「「みんな」の一部としてな」
「その意識、変えてあげるから!!!」
「そう言って息巻いて、会えるかわかんねぇんだぞ?」
「会うよ」
「え?」
「絶対に、また会うもん」
「・・・・・さいで」
そうして、パーティーはお開きした。
それから二、三日、蒔風は病
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