第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜これが世界への大 逆 転!!〜
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銀白の翼が舞い上がる。
その翼長はいつもの二倍ほどもありしかも、今現在も大きくなっていく。
当然だ。
今この瞬間にも、この姿を目の当たりにし、願いは膨れ上がっているのだから。
『蒔風ッ・・・・・・!!!!!』
「よく言葉一つ言っただけとか、新しい味方が来ただけとかで勝ちフラグになる展開あんだろ?そんなんあるわけないじゃん、ってのが現実だが、翼人はそれを現実にするんだ。誰か一人でも諦めない限り、翼人は・・・・決して落ちない」
ゴオオオオオオオッッッ!!!!!!
その言葉に反応してか、ゆりかごが振動し、まるで怒りの咆哮を上げるかのように全身を唸らせる。
そして全砲撃攻撃が、再び蒔風に向かっていった。
「チッ・・・・・!!!!」
それに蒔風は舌打ちをして旋回、攻撃をかわしていく。
ああまでは言ったものの、いまだダメージが完全に抜け切っていないのも事実だし、いまだにAMFは効いていて、蒔風の力は十全では使えない。
「みんな・・・・・行くよ!」
「大丈夫です」
「舜があれだけ言ってくれたのに、立ち上がらないなんて、できないよ!!!」
「さあ、行くよ。みんな!!!!」
「「「「おう!!!!」」」」
そうして、起動六課メンバーも出撃する。
ゆりかごの周囲を飛び回り、砲撃、打撃、剣撃を加えていく。
魔力の切れた者は蒔風とすれ違った際に魔力を分けてもらう。
それでもなお、まだ戦い続ける。
誰一切として、もはや諦めてなどいなかった。
管理局員もすでに数名飛び上がってきている。
その目にあの翼人を写し、それに希望を見出して、彼らもまた、空を翔ける。
また、はやてがはるか上空に停滞しているであろう戦艦アースラに通信を入れた。
「全戦艦を引き連れて、ゆりかごを射程範囲内に入れて砲撃開始!!!ゆりかごからの攻撃はうちらが半分引き受ける!!!!」
『部隊長、遅いですよ!!!もうとっくこっちは降下してます!!!!』
が、どうやらいらぬ指揮だったようだ。
すでにアースラをはじめとする次元航行戦艦は降下し、ゆりかごを射程範囲に収めようとしていた。
もちろん、「奴」がそれに気づいていないわけがない。
当然のように砲撃がそちらに伸びる。
が、それはキャロやシャマルを中心とした局員二十名に張られたバリアで弾かれてしまう。
こうして、ゆりかごと戦艦が同じ高度にそろう。
『全戦艦、攻撃準備完了!!!』
「総攻撃や!!!てェ!!!!!」
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