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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜未来、願い、可能性〜
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『・・・・高町ィ・・・・・』


「どんな絶対的な絶望の中でも、この人の翼が、力強くそれを吹き飛ばしてくれるから!!!!!だから、私たちを助けて・・・・・私も、一緒に戦うから!!!守られるだけは、嫌だから!!!!!」


『なのはァァアァァあああ!!!!!!』





「助けて、目を覚まして・・・・・・舜君!!!!!!!!」






ドォウ!!!!!





そしてついに、防壁が完全に消失する。
全員が襲いかかるであろうその衝撃に身をこわばらせ、目をつぶり、なのははその腕に蒔風を抱きしめた。






















だが





「大丈夫・・・・・負ける気はないさ」

「え?」





パァン!!!!!





その砲撃は、霧へと消える。
ゴォン・・・と、ゆりかごの巨大な船体が微妙に揺れた。




そして男が静かに、立ち上がる。




『な・・・に・・・・?』

「願いって、やっぱすげえな・・・・・・・ホントにこれ、たった数人だけの願いかよ・・・・・これだけ想われりゃ、十分十分」

『まだ・・・・これだけの力を・・・・・・』

「これだけの力?そんなもの俺には無かった。まったくな。だが、こいつらがくれた。忘れているようだな?オレの力を。弱体化させたところで、意味はないさ」






その背に銀白の翼をはためかせ、男が宙に舞い上がる。






「勝率99%?ああ、そりゃこっちの勝率は1%だな。勝ち目はねえよ。よく「1%でも可能性があれば、不可能じゃない」なんて言うけどよ、ンな事ねえよ。百回やって一回だぞ?たった一日乗り越えるために、百年かけたカケラの少女と神様がいたっていうのに、そんな簡単に一回で1%を呼び寄せられるわけねえじゃねえか」




その言葉に、なのはの肩が震え、皆が落胆の渦に落ちそうになる。
しかし、この男は





「だが・・・・・可能性の上限が100%だと誰が決めた・・・・・・!!!!!」





蒔風舜は、それでも自信満々に言う。
まだ勝ち目はある、と。


その言葉に皆が顔を上げる。
そして、聞いた。




「百を超え、二百を超え、どこまでも伸びていくのが可能性(未来)だろ!!??そうやってどこまでも計り知れないのが可能性だし、未来だし願いだ!!!!そこに「百」なんてつまらない数字を当てるんじゃない・・・・・そんなに数えられるもんなのかよ!?そんなにちっぽけなのかよ未来ってのはよ!!??違うだろ!?お風呂で数えられるような、そん
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