第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜墜ちる翼〜
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「な・・・・・・・・」
『管理局以前の旧暦の時代にもこんな例はありません・・・・・あの男は・・・・・・・正真正銘の化け物です!!!!』
ランクSSS++
その恐ろしさは、下手にEX(測定不可能)と言われるよりも、恐ろしいものだった。
ランクにおいては、なのは、フェイトが空戦S+。
はやてでも総合SSだ。
ちなみに、戯れに蒔風が測った時は、魔力SS++だった。
それを数ランク上を行く「奴」の力。
力押しで十分に蒔風を圧倒できる。
それだけの力の前に、なぜ自分たちは向かって行ったのだろうか、と疑問すら抱いてしまう強さだ。
もし、相手がEX(測定不能)だったらまだ楽だったかもしれない。
ただ全力で、もはや何も考えずにぶつかればいいのだから。
だが、こうして見えてしまった事で、どれだけの差があるのかがわかってしまう。
どれほど離されているかが明確になってしまった。
だからこそ、怖い。
その通信は、フェイト達をはじめとする全管理局員に通じていた。
いや、通じさせられていた。「奴」は通信を傍受し、すべてにこの通信を流している。
それは管理局の戦意を削ぐためか。
そして、その思惑はうまくいっていた。
魔力ランクSSS++だって?
そんなもの、個人が内包する魔力じゃない。兵器で使われるエネルギー値だ。個人が持っていいものじゃない。
そして、すべての者が思った。
それは、都市伝説。
十年前に現れた、奇跡の男。
翼人が現れてはくれないかと。
だが、機動六課メンバーを除き、彼らは知らないのだ。
さっき落とされたあの男こそ、その希望の人物であるという事を。
to be continued
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