第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜王権復古〜
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ルが、立ち上がってきた目の前の人物に恐怖する。
確かに、蒔風の相手を今までし続けていたということから、只者ではないだろう、ということは分かっていた。
だが実際に目の前にしてどうだろうか?
その威圧感と力の重圧に、今すぐにでもつぶれてしまいそうだ。
桁違いではないか。
しかも、一度破壊されたゆりかごを、己の支配下に置いたという。
つまり・・・・・
「ゆりかごの恐怖は・・・・終わってないってか・・・・・」
「舜君!?」
そこで蒔風が会話に入る。
肩を貸してくれていたなのはから離れ、「奴」に向き合う。
「てめえなら自分でぶんどれただろ。わざわざ俺らにやらせるとか・・・・悪趣味め」
「それでもよかったんだがな。それでお前が消耗してくれるならこっちのほうが合理的だろ?」
蒔風と「奴」がにらみ合う。
だが、コンディションが悪すぎる。
「奴」は今、万全を期してゆりかごを手にした。
対して蒔風は満身創痍だ。今までの戦いで、体に結構なダメージを負っている。
『なのは。三人を連れて逃げろ』
『え?』
蒔風が「奴」をにらみながら、なのはに念話で話しかける。
その声は、「奴」に向かって余裕そうな顔を向けるのとは裏腹に、思いのほか焦っているようにも聞こえる。
『この状況はやばい。最悪だ!!このままだと死ぬぞ!!早く行け!!!』
『でも!!!』
「ッ!!おらぁ!!!!」
なのはとの会話に業を煮やした蒔風が、クアットロを打ち抜いた大穴に向かってなのはたちと、乗って来たバイクを投げ落とした。
そのあまりの勢いに、なのはが飛行魔法を展開したころには、すでにゆりかごの外だった。
「なのはさん!舜さんは!?」
ウイングロードを出して着地したスバルとティアナがなのはに聞く。
その質問になのはが苦い顔をして上を見上げた。
が、そこから一発、漆黒の波動砲が撃ち出されてきた。
それをなのはが慌ててギリギリ回避して、また撃たれてはかなわないとゆりかごの左側にいたはやてと合流する。
さらにその姿を見たフェイトたちやシグナム、ヴィータ、エリオとキャロも集まってきた。
「なのは!!ヴィヴィオは!?」
「ヴィヴィオは大丈夫。アルトさん、お願いします」
『了解しました。任せてください!!!』
アルトの乗ったヘリにティアナとスバルがバイクとヴィヴィオを載せに行き、彼女らも集まってくる。
だが、一人だけいない。
それに気づいたシグナムが、なのはに何があったのかを聞く。
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