第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜王権復古〜
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「舜君!!準備できたよ!!!そこから早く!!!」
『構わん、撃て!!!こっちはすぐに離れられるから大丈夫だ!!!』
「でも・・・・」
蒔風にはもう口を開く余裕もないのか、念話でなのはに叫びかけてくる。
だが「撃て!!」といわれても蒔風はぴったりとヴィヴィオに張り付いているのだ。
しかも、あの位置ではどうやっても砲撃をかわせなどしない。なのはの砲撃は、それほどまでに強大だし、手を抜けばいたずらにヴィヴィオを傷つけるだけで、レリックの破壊はできないのだ。
だがそれでも、蒔風は撃てと叫ぶ。
そして、容赦なくカウントダウンを始めたのだ。
『撃て!!!なのはァ!!!三秒前ェ!!!3、2!!!』
「ッッ!?レイジングハート、ブラスタースリー!!!」
『1!!!』
「スターライトブレイカーッ!!!!」
瞬間、蒔風が手を放す。
直後、ヴィヴィオの魔力によって、蒔風の身体がまるで鉄砲玉のように弾きだされ、なのは後方の壁に叩きつけられて、べシャリという音が聞こえてきた。
ドォウ!!!!
そして放たれたスターライトブレイカー。
だが、レイジングハートの形態が少しだけ変わっていた。
翼が、レイジングハートから生えていたのだ。
否、そもそもレイジングハートをここまで解放されると、翼らしきものが展開されてくるのは最初からだ。
だが、この翼は違う。
その翼が出ているところは全く同じだが、翼の形は蒔風の背中のものと同じように、まったく鳥のものと同じだった。
「これは・・・・」
≪蒔風が与えてくれたプロクラムです≫
「舜君の?」
そう、これがなのはへの贈り物。
なのはの砲撃魔法で一番ネックだったのが、使用者への体の反動だった。
そのせいでなのはは八年前に墜落しているし、リミッターがかかっているのだって、そういう理由もある。
だが、このプログラムはそういったものをまとめてなくしてしまった。
このプログラムもフェイトのものと同様、蒔風の翼を解析して、レイジングハート使用に組み込んだ世界に二つとないオリジナルだ。
フェイトのは加速能力だったが、なのはのを負担軽減が付加されている。
翼人の翼は制空能力や「想い」の収束にも使われるが、そもそもの存在理由は「反動やエネルギーの噴出孔」である。
翼人の力は強大だ。翼もなしにフルで使おうものなら、その反動に体が粉々になってしまう。
それゆえの翼。
その翼の反動噴出機構を、レイジングハートに取り付けたのだ。
「舜君・・・・・」
現に、ブラス
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