第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜王権復古〜
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さんじゃないっての」
否定すべきところはしっかりと否定する蒔風。
そこで続きをなのはが引き継いでいく。
「それに・・・ヴィヴィオには家族、ちゃんといるよ?確かに、本当のお母さん、お父さんは大切。でもね?舜君も言ってたけど、生まれなんて、だれも選べない。一緒にいてくれる人が、大切な家族。私はヴィヴィオの本当のママじゃないけど、これから、本当のママになっていけるように努力する」
「でも・・・・でも・・・・私が一緒にいたのは、全員の情報を蒐集するためで・・・・」
「ああなるほど。だからおまえさっきなのはの砲撃っぽい事とかフェイトの高速移動できたのか。ま、それこそ今更だ。おまえはそれを意識したのかい?それとも、それがお前の生きる理由かい?」
「あ・・・・う・・・・」
「たとえ作られたものでも、生まれた過程がどんなに許されないことだったとしても、命が存在してはいけない理由にはならない。そんな理由はどこにもない。おまえはどう生きたいんだ?この世界で、皆と幸せになりたいのか。それとも、みんなだけで幸せになってもらいたいのか。どっちだ?」
「・・・そ、それは・・・・・」
「ヴィヴィオ。今までヴィヴィオと一緒にいて、なのはママはね・・・・」
「・・・うん・・・・・」
「何にも、辛いことなんて、なかったよ?だから、これからも・・・・私を「ママ」って呼んでくれると、嬉しいな」
「ま・・・・・ママァ・・・・・」
「さて、それなら、おまえが言うべき一言は決まっているだろ?」
「言って?私たちは、いつだって、そのために動くから!!!ホントの気持ち・・・ママ達に教えて・・・?」
「俺はパパじゃないけどな」
「私は・・・私は、なのはママのこと、舜パパの事が・・・大好き・・・!!!」
「だーかーらーーー!!」
「もういいでしょ・・・・諦めなよ。舜君」
「イヤダ!!!俺はおにーさんだ!!!」
「まったくもう・・・」
呆れるなのはにダダをこねる蒔風だが、ヴィヴィオの言葉を聞いて、ここで決心が固まった。
「私を・・・・助けてっ・・・・・!!!」
「助けるよ!いつだって、どんな時だって!」
「根こそぎ・・・な。行くぞなのは!!!」
「うん!!」
そうしてなのはがレイジングハートを構え、蒔風がヴィヴィオに向かって行く。
だが、蒔風の足はなんだかおぼつかない。すでに何らかのダメージを負っているかのようだ。
しかし、そんなことはどうでもいいとばかりに、気合いでヴィヴィオに向かった蒔風。
ヴィヴィオにはまだバインドがかかっているが、それも
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