第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜取り戻したモノ、先に進むモノ〜
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キュリティーは最初を含めて全16カ所。
尋常ではない。しかも、本部かあの状態で稼働しているという事は、ここは別電力で稼働させて守らなければならないという施設。
一体なにがあるのだろうか?
「この扉をあけるには左右で同時にキーを捻らねばならん。だから・・・・」
「わ、私がお手伝いいたします!!」
「おまえが?」
と、この扉を開くためのもう一方のキーを取りだしたレジアスに、秘書の一人が歩いてくる。
だが、この展開はおかしい。
どう見てもここは彼女の出てくる場面ではないし、そもそもここで名乗りでる必要がない。
しかもその目はギラギラと血走っており、まともな物とは思えない。
「いや、いいのだ。これはワシらが・・・・・」
そう言って近寄ってくる秘書の申し出を断ろうとするレジアス。
そして背中を向け、扉に向き合った瞬間、秘書が動いた。
「ッッッッア!!!!」
いつの間に装備したのだろうか?
その手の指には爪のような武器が装着されており、それがレジアスの背中に吸い込まれるように突き出された。
鮮血が散り、うめく声が聞こえた。
「・・・・・クソッ・・・・」
だが、それは標的を捉えてのものではなかった。
レジアスと秘書の間にはゼストが立ち、その屈強な二の腕に爪「ピアッシングネイル」を突き立てさせて、それの到達を防いでいた。
「貴様、スカリエッティの手の者だな?大方、そこの騎士や俺がいてレジアスを狙えなくなって焦ったのだろうが・・・・この先にある物はよほどお前らの不利益になるようだな」
「クッ・・・・」
秘書の顔がぶれる。
まるで、映像か何かが切れたかのようだ。
そこで気づいた。
この女、戦闘機人である。
顔が戻ると同時、服装にも変化が現れ、それは戦闘機人の武装する物と全く同じものだった。
ナンバーズ02、ドゥーエ
最後の一人の任務は、レジアスの「後始末」だった。
が、それはもう叶うまい。
こうして捕まり、身動きが取れない。
この状況で任務をこなせるのであれば、彼女はこんなところではなく、前線で戦っているだろう。
が、彼女の目にいまだあきらめは無い。
虎視眈々と、レジアスをどうにか狙っている。
「やめておけ」
「ッ・・・・・」
「今こそこうして捕らえるにとどめてはいるが、これ以上レジアスを狙うそぶりを見せようものなら・・・・・」
「殺す・・・ですか?」
「いいや。殺してくれと泣き叫ぶような地獄を見せる」
その言葉に絶句する。
この男には、それだけをする
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