駆け抜ける光
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込まれて全部落ちた。シールドはレールガンらしきものががかすって手を放してしまった。何か手は、ってこれしかないわ!!ビームライフルで殴りかかり、押し返す。
まさか銃剣術なんて使う羽目になるとは思っても見なかったわ!!というか、刀より堅いな、このライフル!!受け止め、打ち返し、防御主体で時間を稼ぐ。だが、ライフルも限界を迎えて真っ二つにされる。どうする?どうすればいい。そうだ!!
「ありがとう、マリカー!!」
お兄ちゃんに真正面から組み付き、そのままゴールに向かって突っ込む。今思い出したが、先にゴールしたほうが勝ちなんだ!!これで勝ったと本気で思った。油断しかなかった。反転されて先にゴールされた。
ラウラの落ち込み方が半端ない。まあ、オレも簪も蘭もクラリッサも笑いを我慢しようとして漏れてるからな。
「笑わば笑え!!我慢しきれてないんだよ!!」
「そうか、じゃあ遠慮なく」
四人で大笑いする。そしてラウラは再び落ち込む。
「はぁ〜っ、笑った笑った。まあ、最後はともかく、いや、最後も想定外だったが、今日は本当に驚かされた。体に異常はないか、ラウラ」
「ふん、私の心はボロボロだ。悪い大人達に虐められてるからな」
「いや、結構真面目な話。ラウラ自身は分かってなかったんだろうけど、途中から全身火だるまだったから」
「何!?」
「映像あるよ」
簪から全身緑色の火だるま状態のデルタを見せられて慌てて身体を調べ始める。
「たぶん、大丈夫」
「一応検査してもらおうな。クラリッサ」
「手配してあります。隊長、こちらへ」
クラリッサに連れられて会場を後にするラウラを見送る。こっちはこっちで後始末があるからな。
「で、何か用かな?」
廊下の角から現れたのは織斑一夏の回りにいる奴らだ。
「お前達、一夏に何の恨みがあるんだ!!」
「恨み?」
意味が分からんぞ。スタートの時の不意打ちだと思っていたのだが。
「雪片参型を壊しただろう!!弐型もお前が壊して、どこまで一夏を傷つけるんだ!!」
「武器が破損することは普通だろうが。何を言ってやがる。そんなに大事なら使わずにしまっておけ。あと、恨みなんかはない。路端に落ちている小石に恨みなんてもたないだろう?」
「貴様!!」
「蘭、アンタ、なんでそんな男の所にいるのよ!!」
「織斑先輩よりも元士郎先輩の方が格好良くて頼りがいがあって私を愛してくれるからですが何か?それよりも皆さんISの修理をしなくて良いんですか?ほぼ大破でしたよね。授業に支障をきたしますよ」
「あんな不意打ちをしておいてなんて口を!!」
「ラウラは普通に対応してたよ。先輩方もガードしてたから中破だ
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