暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 黒龍伝説
駆け抜ける光
[2/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
やったことは単純だ。だがそれが異常性を醸し出している。あの機体はPICで機動するのではなく、PICで足場を作り、そこを走るという今までにない機動だ。瞬時加速の際は大きく踏み込んで、一歩で一気に距離を詰める感じに近い。それを50回、片足毎に25回だとしても、負担は危険域を遥かに超えるだろう。にも関わら普通に立つことが出来、腕を組んでいる姿には王者の風格すら感じられる。

その後、今までテストを受けた者も、もう一度テストを受け直すことが出来るとD×D側が発表しても誰一人、再テストを行う者は現れず、まだテストを受けていない者も殆どが棄権した。こうして、私はD×Dの機体を手にすることはできなかった。だが、束に用意してもらっていた特別製ISスーツのおかげである程度のデータは回収することが出来た。あとは、束に任せるしか無い。その間に私も自分を鍛えなおさねば。









「キャノンボール・ファスト?」

「簡単に説明するとIS学園専用機持ち最速一位は誰だ。妨害もあり。ちょうど、このマリカーみたいにな」

「元士郎、今すぐ会いたい」

「そんな嫌な音を出しながら来るな!!アイテムは、またバナナかよ!!って、いやああ、来んな!!」

「ドッスン先輩邪魔」

「よし、逃げきっ、この音は、トゲゾー!?直撃した」

「今のうちにっと、やった、3連キノコ。これで安泰だね」

「ちぃ、順位が落ちたがこれでアイテムがマシなものに、5連バナナ。違うそうじゃないって、またスター音が!?ラウラか」

「バナナ処理!!」

「バナナを全部処理された上で轢かれた。ドンキー先輩しっかりしてくれ」

ラスト1週でビリまで落ちながら3位にまで戻ったが負けた。まあ、別に良いけどな。所詮はゲームだし。

「まあ、そのキャノンボール・ファストなんだが、今回はオレ達に加え、蘭も雷王で参戦することになった。年齢も近いからってな。ついでに2年と3年も合同で行われる。と言うわけで休み明けからは各自で高機動型への調整な。一応、競争だからオレ達の間でもどんな調整をしたのかは内緒だ。その調整のためにオーフィスが航海上まで接近する。ポイントは後で送る。第1格納庫はラウラが、第2格納庫は簪が、第3格納庫は蘭が、第4格納庫はオレが使用することになっている。それぞれ専属のメ蟹ックが付く」

オレは調整も何もないんだけどな。まあ、マントを外す程度とクロスラーの調整か?









「う〜む、しっくりこないな」

高機動化の調整を始めて5日になるが、どうもデルタに合う高機動化の答えが出ない。最初はフィン・ファンネルを取り外してみたのだが旋回性能が大幅に落ちた。隙ができれば容赦なく撃ち落とされる可能性が高い。何かヒントが欲しい。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ