陽だまりのダークナイト
月中基地本部×生存者への状況説明
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リー・カタギリか。喜びそうな顔が思い浮かぶ、トレミー3番艦までの道案内を任せて一真はポッドに生存者を確保を頼む」
「任された。が、もしかしたら他にも居るかもしれんので一周して来る。我の結界が張ってあるから大丈夫だろう」
と言う事で我はこの外史一周してみたが、六人以外の生存者発見ならずとなったのでポッドを入り口まで戻らせる。トレミーのカタパルトデッキに着地したポッドは、格納庫まで運ばれて行き医療班とイアン達は歓喜していた。ドアを閉めて再びロックを掛けて開かないようにして、格納庫まで大天使化となり元の姿に戻るとイアンは泣いていた。
「一真、六人の身分照会データを見た瞬間鳥肌が立った!まさか妻のリンダと娘のミレイナと再会出来る日が来るとは思わなかった」
「良かったなイアン。今頃本部ではミーナも喜んでいるだろう、集中治療室に運ばれたらしいから俺らも行こうや」
トレミー3番艦内にある集中治療室の外で見ているが、意識は無いように見えたけど生きてる証拠に脈や心臓に脳に問題無し。バイタルチェック後、簡単な検査をしてから栄養補給とした点滴をしている。医療に関する事だと再生治療や医療用ナノマシン技術を活用しているが、見た目だけでも必要しないから医療班の一人である美咲が俺らの元へ来た。
「織斑総司令官とイアンさん。検査結果から言いますと外傷とかもありませんし、幸いな事に意識がないぐらいですから何れ目が覚めると思いますよ」
「良かった、ホントに良かった。まさか一真の言った通りになるとは思わなかった」
「もしかしたら未来予知だったのかもしれん、それも無意識に言ってた事で叶えたのかもな。俺らも入って大丈夫か?」
「集中治療室から大部屋に移します。そこでなら入って構いませんよ」
そう言えばと思いながらもマスクを着用するが、無菌状態を創り出す結界を張ったので問題無く入れる。眠っているラッセ達に一人ずつ話し掛けるイアンだが、リンダとミレイナの方に行くと手を握りながら泣いていたよ。
やはり家族と再会するには涙が出るし、グラハムとビリーの手を握ると付近に眼鏡が置いてある。何せ死んだとされる戦友だったし、意識が戻り次第知らせるよう言っといてからブリーフィングルームにて報告する事に。
「こちらトレミー3番艦、現在生存者を確保して報告後に帰還する」
『こちら月中基地本部。身分照会データを見ましたが、私とミーナも驚いたよ!』
「そりゃそうだろう。生存者六人の内、元CBのラッセ・アイオン、フェルト・グレイス、ミレイナ・ヴァスティ、リンダ・ヴァスティ。元地球連邦平和維持軍のグラハム・エーカーとビリー・カタギリだし、ミーナも喜ぶしイアンも再会出来て涙無しでは語れるかよ」
『これも管理者の刹那に感謝ね。私の知らないフェルト
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