ガンダムW
1591話
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に一度全部分解する必要があるしな。
それ以外にも、関節を変えたらエラーが起きないかとか、その辺もしっかりと検査する必要がある。
「ええ。ですので、出来ればエアリーズが……もしくは綾子さんのトーラスでお願い出来ないかと」
「……エアリーズかトーラス、か。意外と悪くない選択かもな」
トールギスやガンダムと違い、トーラスはOZにとっても一般的な機体だ。
勿論地上でトーラスを使用しているのは、現在のところ綾子だけだ。
つまり、トーラスが動いたとなると当然シャドウミラーが動いたとOZも判断するだろう。
だが、実際にはトーラス以外に出てくる機体はなく、トールギスもガンダムも姿を現さない。
そうなると、OZの方でも色々と混乱する……か?
まぁ、この基地にも当然OZのスパイはまだいると見てもいいだろうし、トールギスが改修作業中だというのはOZも知っている筈だ。
となると、ガンダムか。
……五飛にはこれ見よがしに連合軍のパイロット達と模擬戦でもやって貰うか?
そうすれば、ルクセンブルク基地にはガンダムがいるというのを示せる訳で……
「どうでしょう?」
「分かった。俺は構わない。綾子はどうだ?」
「あたし? 勿論構わないわよ? OZのパイロットにどういう相手がいるのか知らないけど、トーラスなら余程の事がない限りはどうにか出来るだろうし」
自信に満ちた言葉が綾子の口から発せられる。
これで実力がなければただの馬鹿に等しいのだが、綾子の場合は純粋に実力を持っての言葉だ。
であれば、こちらとしてもそれを引き受けるのに異論はない。
「分かった。綾子がいいようなら、こっちも構わない。それで、いつ出る?」
「出来れば早い方がいいので、可能であればこれから……というのは無理でしょうから、明日にでも」
「いや、今日でいいぞ」
「え?」
まさか俺の口からいきなりそんな言葉が出てくるとは思わなかったのか、サリィは間の抜けた声を上げる。
「幸い今日は特に何かやるべき事はないし……敢えて上げるとすれば、綾子と一緒に過ごすだけだしな」
綾子の方に視線を向けると、それに返ってきたのは小さく肩を竦めるという行為。
そして少し呆れたように口を開く。
「アクセルの事だから、すぐに行くと言うのは分かってたよ。それにトーラスの改修作業も終わってるから、その慣らしという意味もあるし」
そう告げる綾子の言葉に、次に驚くのはサリィだ。
まぁ、言うまでもなく、まさか今から行くと提案されるとは思ってもみなかったのだろう。
普通なら、それが当然だった。
だが、俺達の場合はとてもではないが普通と言える存在ではない。
それこそ、ちょっとそこまで買い物に行く感覚で、OZに対して攻撃出来るの
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