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Eipic24-A列車砲ディアボロス攻略戦〜Sycorax 1〜
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†††Sideティアナ†††

列車砲・“ディアボロス”と装甲列車・“ケルベロス”と“オルトロス”の破壊を任された機動六課のヴィータ副隊長、アリサさん、スバル、ギンガさん、そしてあたしは、第零技術部のチンク二尉とセイン曹長と共に、列車砲へと攻撃を仕掛けることに。

『ヴィータ副隊長。装甲列車の先頭部分から、クイント准陸尉らが降りて来たのが確認できます。武装を持っているので、おそらく迎撃態勢に入っているのかと思われます』

あたし達をヘリでここまで乗せて来てくれたアルトさんから、相手の状況を知らせる通信が入った。アルトさんは装甲列車の対空兵装に巻き込まれないように、下がっていたはずなんだけど・・・。

「判った。ありがとな、アルト」

『はいっ。では、これより現空域より離脱します。皆さん、お気を付けて』

アルトさんとの通信が切れる。スバルとギンガさんの母親であるクイント准陸尉、それにチンク二尉とセイン曹長の妹にあたるノーヴェ達が武装した状態で姿を見せた。それはつまり「やっぱバレるよな、そりゃ」ヴィータ副隊長の言う通り、あたし達の迎撃をするためだって考えていい。

「逆に言えば、装甲列車の兵装で門前払いされるよりはマシというわけだ」

チンク二尉がそう言った。あたし、それは正直考えていなかった。でもよく考えれば普通に思い至りそうなものなのに。どうかしてたわ・・・。まぁ、ヴィータ副隊長の「どの道、全部を破壊すんだ。順番が変わるだけだ」って言葉通り、最終的には結果は変わらない。あぁ、だから門前払いって問題が出て来なかったんだわ。

「お。チンク姉。ディエチが砲門をこっちに向けて、エネルギーチャージを始めたよ!」

あたしとチンク二尉の乗ってる空飛ぶバイク・エアチェイサーを操縦しているセイン曹長がそう言った。サイボーグ化されたことで、視界のズームアップも可能だっていうのはスバルから聞いてる。だから「あたしも確認できました!」スバルも言った。

「砲撃の速度は、一度だけだが見てる。この距離だとすぐに到達するな。放たれたと思ったら、各自の判断で回避しろ!」

――ISヘヴィーバレル――

ヴィータ副隊長からの指示を聴いた直後に、「撃ちました!」ギンガさんが声を上げた。遠くから迫り来る砲撃の光をあたしも視認できた。以前は推定Sランクのエネルギー量だった。あたしじゃどう足掻いたって防げない威力。

「しっかり掴まって、ティアナ! チンク姉も振り落とされないようにね!」

「は、はい!」「ああ!」

“クロスミラージュ”を腰のホルスターに収めて、セイン曹長の両肩に手を置く。チンク二尉はあたしのお腹に手を回した。そしてエアチェイサーはガクッと進路を変えて射線上から離脱。スバルとギンガさんもウイングロードの軌道を変え
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