暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic24-A列車砲ディアボロス攻略戦〜Sycorax 1〜
[9/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
・・・!」

「ランブルデトネイター・・・!」

「のわぁぁぁぁ!」

チンクの方も終わったみたいね。ウェンディのボードが粉々に破砕されたのが横目で確認できた。チンクのスキルって反則なのよね。触れた金属を爆発物に変えるんだから。んで、セインの方はと言うと・・・。

「げほっ、えほっ、いっ・・・、あっ、ちょっ、あたしのイノーメスカノン! ドロボー!」

「いっただき〜♪」

お腹を押さえて蹲っていたディエチが、砲塔イノーメスカノンを抱えて地面の中へ潜るセインに向かって叫んでた。次の瞬間には「チンク姉!」って、チンクの側に出現。ここでティアナの幻術が解けたことで、「よくもこんな・・・!」ベータも動いた。光の鞭をチンクの方へと伸ばして来た。

「させないわよ!」

――フォックスバット・ラン――

一足飛びの高速移動魔法を発動させて、チンクの前に躍り出る。そして「せいっ!」鞭を“フレイムアイズ”の剣身に絡ませた。その隙にチンクが「これで終わりだ!」イノーメスカノンに触れた。

「ちょっ、ダメ、壊しちゃダメ!」

ディエチが涙目で訴え掛けてきたけど、チンクは「ランブルデトネイター」無情にもスキルを発動した上で「返すぞ」ディエチじゃなくてベータに向けて放り投げた。

「爆発物は返さなくていい!」

空いてる左手にも光の鞭を作り出して、その鞭でイノーメスカノンを絡み取って「父さんの作品を、この手で壊さないといけないとは・・・!」悔しげに呻いたベータは、鞭で締めつけてバラバラにした。

「あたしの・・・イノーメスカノン・・・」

「あたしのライディングボード、ディエチのイノーメスカノン、ノーヴェのジェットエッジ。みんな壊れちゃったっス・・・」

「まだ・・・あたしの・・・ガンナックルは・・・無傷、だ!」

軽度とは言え、脳震盪を起こしてる状態で動こうとするなんて。“フレイムアイズ”は今、ベータの鞭で拘束されているけど、シールドを張れば防ぎきれるはずよ。そう考えたところで・・・

「え?・・・いっ、痛っ、いててて!」

突然ノーヴェの右腕が背中に回されて捻り上げられたかと思えば、「そこまでよ」あの子の背後にティアナが現れた。あれは術者や触れられた対象を透明にする幻術魔法・フェイク・シルエットね。

「これ以上の戦闘行為を停止しなさい」

「く・・・っそ・・・!」

ノーヴェはやっぱり立っているのも限界だったようでまた両膝を折って、そして前のめりに倒れ込んだ。ティアナはすかさずバインドでノーヴェを拘束した。ベータを除いて唯一の武装状態のノーヴェが墜ちたことで、残る脅威はベータ1人だけになった。ウェンディとディエチはもう武装が無いし、大したことはもう出来ないでしょ。

「こんな失態、父さ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ