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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic24-A列車砲ディアボロス攻略戦〜Sycorax 1〜
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リサさんも“フレイムアイズ”の銃口を地面に向けて・・・
「フリンジングボム!」
火炎球を発射。着弾して爆発が起きて、「ランブルデトネイター!」チンク二尉もナイフを爆発させた。爆炎と共に砂塵がブワッと巻き起こって、視界の状態を一気に最悪なものにした。
『出来れば、あたしの合図まで煙幕を絶やさないでください。セイン曹長。あたしを身を隠せる場所まで連れて行ってください』
『え? おう、判った!』
セイン曹長にギュッと抱き付かれ、「行くよ!」の掛け声と同時に地面に潜った。思わずあたしは大きく息を吸ってから止めた。地面の中は、なんか水の中を泳いでるような感じ。目を開けるのがちょっと恐いから、閉じたままにしておく。
「ティアナ。着いたよ、ここならすぐにはバレないはず」
「ここは・・・? 列車砲の真下・・・!」
「しーっ! 大声禁止! それじゃ、あたしは戻るからしっかりね」
「ありがとうございました。・・・よし」
あたしを列車砲と地面の間に連れて来てくれたセイン曹長は、また地面を潜って行った。見送った後、“クロスミラージュ”に特別製のカートリッジを1発と装填。ゴクっと唾を飲む。このカートリッジは出撃前・・・
――君たちみんなに、このカートリッジを渡しておく。いざという時のために使ってほしい。俺の魔力が込められていて、支給されるカートリッジ以上の魔力を得られるだろう――
そう言ったルシルさんから出撃組のみんなに渡された物だ。使用上の注意として、使用は1発ずつで、最短で3分のインターバルが必要とのこと。それを守れば一時的にもあたしは、未知の領域の高ランク魔力を扱えることが可能になる・・・。
「すぅ・・・はぁ・・・。カートリッジロード・・・!」
ドンッと来る圧倒的な魔力。リンカーコアが暴走しているみたいで、全身が急激に熱くなる。あたしの持続時間は魔法使用ありきで最大2分半。ルシルさんから言われた以上はおそらく間違いない。
「それだけあれば十分。フェイク・シルエット・・・!」
有り余る魔力を使って、あたしとアリサさんとチンク二尉とセイン曹長の幻影を何十体と作り出して、『アリサさん、チンク二尉、もう大丈夫です!』念話で連絡する。それで外から続いて聞こえていた爆発音が聞こえなくなった。
「先ほどからドカンドカンと、噴煙を起こすしか能が無いの? しかもせっかくの目晦ましを利用しないで突っ立っているだけ。一体何を考え・・・て?」
「なんだよ、こりゃ・・・!」
「なんかいっぱい居るっスよ!」
「これは、幻術!? そんな・・・!
サイボーグ
(
あたしたち
)
の目をも騙してる・・・!」
ベータ達があたしの幻術に驚愕した。あたしとアリサさんとチンク二尉とセイン曹長、それぞれ
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