暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic24-A列車砲ディアボロス攻略戦〜Sycorax 1〜
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るかどうかってところで・・・

「おーっとっとい。大丈夫っスか?ノーヴェ」

ウェンディがボードでノーヴェを拾った。

「ああ! くっそ、あの金髪・・・!」

――エアライナー――

ウェンディのボードの上からエアライナーを再展開して空に上がるノーヴェだけど、走り出す前に「させんよ!」チンク二尉がナイフを投擲して、ノーヴェのローラーブーツに突き刺した。ノーヴェもチンク二尉のナイフが爆発するってことは理解しているようで「うわ、うわ!」慌てて抜き取ろうとした。

――ISヴァイオレントトレーナー――

そんな時、紫色に輝く光線がそのナイフ目掛けて飛んで来て、ピンポイントでナイフを粉砕した。光線の出所の方、装甲列車の屋根へと目をやる。そこにはデルタや、敵戦力情報で見たアルファと共通するブラウスとリボンとスカートを身に付けた少女が1人いた。

「あっぶね〜。サンキュー、ベータ」

「危うくノーヴェの足が吹っ飛ぶところだったっスね〜」

「感謝・・・」

「「セイン!」」「セイン曹長!」

姿を見せたのはベータっていう名前のサイボーグだった。ベータの足元には、さっきと同じ色の光の縄で両脚と背中に回された両腕を拘束されたセイン曹長が寝転がされていて、「ごめーん! 捕まった〜!」あたし達にそう謝った。

「無機物潜行スキル。父さんは面白いスキルだと言っていたけど、普通に脅威なんだけど。それはそうとノーヴェ。ジェットエッジはちゃんと動く? それが無いとあなた、本当に雑魚になるから」

「う、うっせぇな! ちゃんと動くよ! 見てろ!」

エアライナーの上をまた疾走し始めるノーヴェ。ウェンディも「そんじゃ、ベータも合わせて局員狩りっスよ!」ボードから降りて構えた。その直後、「ひゃあああ!」また巡航ミサイルが発射されて、その衝撃波によってあたし達みんなが一斉に吹き飛ばされた。

「いったた・・・。ミサイル撃たれるたびに戦闘中断って・・・」

急いで立ち上がって周囲を確認。真っ先に見えたのは、装甲列車から地面に落下していたベータとセイン曹長の姿。頭から落ちたのかお尻を突き出した体勢で、ベータのスカートが捲れて派手な黒い下着を晒してる。なんか目のやり場に困るんだけど・・・。

「いっつ〜。・・・あ、縄が解けた! ディープダイバー!」

自由になったセイン曹長が地面に潜って、それに気付いたベータが「しまった!」バッと起き上がった。でももう手遅れで、セイン曹長は「たっだいま〜!」チンク二尉の元へ帰って来た。チャンスはここしかない。

『アリサさん、チンク二尉! 煙幕とか生み出せますか?』

『え? ええ』

『・・・ああ、任せろ』

チンク二尉が左手の指に挟んでいたナイフを地面に向けて投擲して、ア
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