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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic24-A列車砲ディアボロス攻略戦〜Sycorax 1〜
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陸尉を遠くまで運べ!」指示を出した。

「了解! ISディープダイバー!」

セイン曹長が音も無く地面の中に潜って行った。あたし達はここに来るまでにチンク二尉とセイン曹長のスキルを聴いていたから驚きはしない。なのに「っ!?」ノーヴェ達が驚くのはどうしてなのかしら。チンク二尉たちシスターズは、プライソンのアジトに侵入した。ならその時の戦闘データが、ノーヴェ達にも送られてるはず・・・。

「え・・・?」

クイント准陸尉の背後、足元からセイン曹長が飛び出して来て、クイント准陸尉を羽交い締め。スバルとギンガさんに向けて、目線で列車砲の背後を見やった。そして今度はクイント准陸尉と一緒に地面に潜った。セイン曹長の視線にはあたし達も気付いているから・・・

「ギンガ、スバル!」

「往けっ!」

「往って!」

――クロスファイアシュート――

アリサさんとヴィータ副隊長がノーヴェ達に向かって行って、あたしは制圧射撃でスバルとギンガさんを援護する。少しでも2人が安全に列車砲の背後に回れるように。でも上空からノーヴェ達の前にあの子が、「デルタ・・・!」が降って来た。手に持つ巨大なハンマーの一振りで、あたしの13発の魔力弾を薙ぎ払い、その風圧でヴィータ副隊長とアリサさんもこちらに戻された。

「「デルタ・・・」」

「スバルとティアナ、だったよね。この前はありがと。ゲーセンで獲ってもらったあのパンダのぬいぐるみ、ちゃんとデルタの部屋に飾ってあるよ。でもデルタと2人は敵同士。プライソン・・・、パパの願いのためなら、この命だって懸けられるし、どんな命だって奪える。だから・・・ごめんね」

最初は申し訳なさそうに沈んだ顔と声だったデルタだけど、ハンマーを肩に担いだ時にはもう、完全に敵としてあたし達を見ていた。そして1人でこっちに向かって来て、「スバル、ギンガ! ここはいいから往け!」ヴィータ副隊長が突っ込む。

「フレイムバレット!」

アリサさんは横に大きく跳びつつ、ノーヴェ達に火炎弾を6発と連射。あたしも2挺のクロスミラージュから「シュートバレット!」を撃ち続け、チンク二尉も「IS発動! ランブルデトネイター!」投げナイフを8本と投擲した。

「IS発動! ブレイクライナー!」

――エアライナー――

ノーヴェは、スバルやギンガさんのウイングロードのようなモノを発動して空に上がり、ウェンディはボードを盾のようにして構え、ディエチはそんなウェンディの後ろに身を隠した。そしてあたし達の攻撃がボードや周囲の地面に着弾して爆発、生まれた噴煙に呑まれた。

「おらぁぁぁぁッ!」

――テートリヒ・シュラーク――

「どりゃぁぁぁぁッ!」

遅れてヴィータ副隊長の“グラーフアイゼン”とデルタのハンマーが
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