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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十六話 ホテルアグスタ 6
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のだから、キャロは赤面して後ろを向いた。
「あの、アスカさん。ティアさんの事は、どこまで知ってますか?」
ジャージに着替えたアスカに、エリオが尋ねる。
「両親が幼い時に亡くなって、局員の兄貴に育てられていたけど任務中に不幸にあった、ぐらいだ」
アスカは素っ気なく答える。あまりこの手の話はしたくないらしい。
「あの、詳しい話をスバルさんから聞いたんですけど…」
エリオがスバルから聞いた事をアスカに話した。
上官からの暴言が、ティアナを深く傷つけた事をだ。
「…だからティアさんは無茶な事をしたんじゃないかって」
ゴロリとベッドに横になってエリオの話を聞いていたアスカが口を開く。
「本当にそう思うか?」
「「え?」」
「兄貴の汚名返上で無理をするとは思えない。ティアナは気は短いが頭は良い。自分の限界は知っているさ」
アスカは昇格試験の時を思い出す。
あの時、ティアナはちょっとした油断から怪我をした。だが、決して諦めずにその時にできる最善の策を取った。
その時は無茶だと思ったが、今にしてみれば、あれ以上の手は無かったと気付く。
アスカにはティアナに対してそのイメージがあった。
「じゃあ、何が理由で…」
キャロが呟く。
「「…」」
アスカも、エリオもそれに答えられない。
ティアナのスタンドプレーの原因がどこにあるか?
心当たりが全く無いのだ。
アスカはベッドから身を起こす。
「理由は分からないけど、もしティアナがまた暴走したらオレが止める。今度は絶対にだ」
決意したようにアスカが言う。
「ボク達で、ですよ。アスカさん」
「そうです!一人では難しくても、チームでやれば絶対できますよ!」
エリオ、キャロがニコリと笑った。
その笑顔に、アスカはようやく笑う事が出来た。
「おう、そうだな。頼りにしてるぞ!」
頼もしい弟と妹を、アスカは力強く抱きしめた。
アスカside
とりあえず、風呂はいったりメシ食ったりとノンビリしていたら、そこそこ時間が経っていた。
「さすがにもう戻ってきているだろ」
エリオとキャロと話していたオレは時計を見る。帰ってきて4時間程か。
「ティアさん、ですか?」
「ああ」
とにかく、もう一度ティアナとは話し合わないとな。
「ちょっとティアナと話してくるよ」
オレが立ち上がると、キャロが不安そうな顔をした。心配してるんだな。
「大丈夫、ケンカしに行く訳じゃないよ。ちょっとお話しに行くだけさ」
オレはカワイイ妹の頭を撫でて、安心させる。
うん、エリオとキャロを安心させる為にも、ちゃんとティア
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