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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十六話 ホテルアグスタ 6
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か隊長達がオレの事をジト目で見てるよ〜!





まあ、今日のお仕事はこれで終了、と言う事で、オレ達は寮へ戻る道を歩いていた。

「勤務終了って言っても、ちょっと早いよな?」

オレは隣を歩くエリオとキャロに話しかけた。

「そうですね、どうしましょうか?」

フリードを抱えたキャロがオレを見上げてくる。

今の時間だと、キャロは部屋で一人になっちまうか?

「部屋でノンビリでいいんだけど、まだアルトさんは帰ってこないだろ?オレ達の部屋に遊びにくるか?」

「え?いいんですか!」

キャロは思った以上に食いついてきた。

フリードがいるとはいえ、やっぱり寂しいんじゃないかと思って声をかけたけど、よかったみたいだ。

「いいよ。な、エリオ」

「もちろんだよ、キャロ」

笑顔で言うエリオ。うんうん、やっぱりエリオはええ子や。

そんな会話をしていたら、ティアナが急に立ち止まった。

どうしたんだ?

「スバル。アタシ、これからちょっと一人で練習してくるから」

……あ?

いま何て言った?練習?これから?

「自主練?私もつきあうよ」

……スバル

「あ、じゃあボクも」「私も」

つられるようにエリオとキャロも手を上げた。

この二人はまだしょうがないにしても、ティアナとスバルは何を考えてるんだ!

「ゆっくりしてねって言われたでしょ?アンタ達はゆっくりしてなさい」

エリオとキャロにそう言って、ティアナはスバルに目を向ける。

「それにスバルも。悪いけど、一人でやりたいから」

「う、うん…」

スバルはそれで引っ込む。

ティアナはそのまま歩いて行こうとしたが、オレはそれを許さない。

ティアナの前に回り込んだ。

「…何よ?」

不機嫌そうにティアナがオレを見る。

不機嫌そうなのはしょうがない。たぶん、オレもそんな顔をしていたからだと思うから。

「ゆっくりしろってのは、お前にも言われてるんだぞ。自主練なんかするな。今日は休息をとるべきだ」

強くなりそうな口調を極力抑えて、オレはティアナに言う。だけど…

「失敗をそのままにしておけないわ。アンタの言っている事はわかるけど、次も同じ失敗をしたくないの」

「…!」

危ない!もうちょっとで怒鳴りつける所だった。

ただ、声を抑える事はできても、オレはティアナを睨みつける事は抑えられなかった。

「違うぞ、ティアナ。お前の失敗はミスショットじゃない。ポジションを変更した事、戦略の方だぞ。やるとしたら、自主練じゃなくてシミュレーションだ」

頭に血が昇りそうだった。

コイツ、本当に分かってないのか?隊長に何を叱られたんだ?

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