暁 〜小説投稿サイト〜
Direct-Delete (電脳消去のDEATHゲーム)
人生終了少女

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私はソロで行こうと受付へ向かう。
周りはチームを着々と組んでいく。
中には5.60人という大所帯となる
チームも出てきているようだ。

大所帯で群れるメリットもあるが、
その半数が死ねばそこでゲームは
負け。要するに賭けなのである。

自分の身は自分で守るか。
周りにすがるか。

私はそんな身も知らぬ人に命を
預けるつもりは全くないので
決心は揺らがないつもりだ。

しかし、オンラインのギルドみたいだ。
羨ましい。

そんな煩悩で歩を進めていた、



ドンッ


フードを被った子にぶつかる。

私より小柄で華奢な体だったが、
その衝撃でその子は仰け反る。

?「.......」

私はぶつかったところで意識が
覚醒し、はっとする。


里花「ごっごめん!大丈夫?立てる?」
?「.......」

手を伸べたが、それを取らずして
独りで立つフードの子。

フードから覗く鋭い眼が私を睨む。
とてもその視線に耐えられない。
悪いことをしたと思っているが、
これじゃ謝る雰囲気にはなれない。

里花「ごめんね?怪我してない?」

と謝罪を繰り返すしかなかった。
正直許さないとか邪魔とか言われそう
だなぁ.......

?「気にしないで......」

気を遣ってくれたみたいだ。
全く..あの馬鹿も見習ってほしいぜ

しかし.....



里花「君、独りなの?パーティは?」

このフードの子はみたところ独り。
周りにこの子を迎えるような眼はない
ようだ。

?「独りだよ。私は大丈夫だから
組んできな。死ぬよ。」


なんか凄い不吉ッ子だよな(笑)
死ぬよなんてよく言えるよな(笑)(笑)

里花「私ソロなのよね(笑)」
?「あっそ。」

...........




気まずい(´・ω・`)
これで和解するなんて考えるんじゃ
無かったよちくしょう。


?「.....何処か痛いのか?」

私が畜生と苦々しい顔してると、
心配してくれた。
フード越しなので、どんな顔かは
わからないが。

里花「ううん。痛くないよ。」
?「そっか。よかった。」


私、といっているから多分女の子
だと思う。信じたい。
というか、望んで独りでいる訳じゃ
なさそうだ。

こうなればいうことはひとつ、






里花「一緒に組まない?」

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