日常編3
女子か
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ちでもいい。心が高鳴って仕方がない俺たちは、後ろの三人が付いて来ていないのにも関わらずそのままの勢いでお店に入る。
「いらっしゃいま・・・あら」
お店に入ると例によって店員さんが迎えてくれるんだけど、すごく意外な人がいてちょっとびっくり。
「何してるんですか?シェリーさん」
俺たちを迎えてくれたのはなんと同じギルドの仲間のシェリーさんだった。ウェイトレスの格好をした彼女に出迎えられて、頭がスイーツから彼女がこの場にいる疑問へと切り替わる。
「私もそろそろ結婚ですし、新しいこともしておこうかと・・・」
シェリーさんはまもなく連合軍の時に仲良くなった青い天馬のレンさんと結婚する。ただ、オババ様が他のギルドと仲良くするのがあまり好きじゃないし、これを機に同居するらしく彼女はギルドを去ってしまう。なので、その時までに色々な仕事を経験しようということなんだろうけど、同居してからでもいいんじゃないだろうか?それは俺が楽観視しすぎか?
「あら?シェリーじゃない」
「最近見ないと思ったら〜」
「オハヨーございます!!」
あとから遅れてやってきたシャルルたちも同様の反応を見せる。あまりギルドの人に見られたくなかったのか恥ずかしそうにお盆で顔を隠していたけど、後ろから店長の視線を感じ慌てて仕事に戻る。
「五人?」
「はい」
ただ、知り合いに対する対応といった感じでウェイトレスの対応とはちょっと違う。でも俺たちはそんなことは気にしない。早くケーキを食べたいし、相手も知ってる人の方が気兼ねなく食べれるから。
「ではこちらの席に」
人数を把握してから席へと案内してくれるシェリーさん。彼女の後ろに付いていきながら周りを見渡すと、すべての客が女性であることに気が付き、ちょっとしり込み。
「俺ってもしかして場違い?」
「大丈夫だと思うよ?」
「シリル先輩は女の子にしか見えませんから!!」
案の定な回答に安心していいのやら悲しんでいいのやら。違和感がないのはありがたいけど、それもそれで悲しくて仕方がない。もっと身長が伸びればいいんだけどなぁ・・・なんで変わらないんだろう。
「こちらの席へどうぞ」
そういって彼女が案内してくれたのは窓際の日当たりのよい席!!なかなかいい席だったので少しテンションが上がる。
「ご注文が決まりましたらそちらのボタンを押してください」
「「「「は〜い」」」」
いつの間にか通常のウェイトレスのように接客をしていたシェリーさんが離れていく。それから俺たちはテーブルに備え付けられているメニューを開く。
「あ!!これシャルルさんみたいですね!!」
「ぶはっ!!」
「ケンカ売ってるのかしら?」
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