日常編3
女子か
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す。
「あ、それって・・・」
「うん!!この前のマーガレット祭の景品!!」
彼女が取り出したのは以前行ったマーガレット祭のゲームトーナメントでの優勝の副賞だった食べ放題券だった。
「それで食べ歩きでもするの?」
「いいね〜!!面白そう!!」
あまり乗り気ではないシャルルともうすでに楽しそうなセシリーと二匹の猫は正反対だ。でも、意外といいかもしれない。これがあればお金はかからないし、使用する機会もなかったから、こういう時でもなければ使わなくなっちゃうし。
「シェリアたちがいればオススメのお店とか聞けたんだけど・・・」
「でも俺たちでおいしいお店を探すのも楽しいんじゃないかな?」
席から立ち上がり喋りながら外へと歩き出す。全員の意見を聞く前に動き出したため、サクラたちは置いていかれたと勘違いして大急ぎで後ろへとくっついてきていた。
「最初はどのお店に行く?」
「そうだなぁ・・・」
街を探索しつつ最初に入る料理店を探す。リオンさんに連れられて行ったところもいいけど、できれば新しいところがいい。それに、彼に連れられて行ったのはジュビアさんとデートで行きたいところだったから、今日のイメージとは少し違うんだよなぁ。
「適当に入ってみればいいんじゃない?」
「時間はたくさんあるしね〜」
「シリル先輩に任せるであります!!」
いつまでも決めないでいると時間だけが経ってしまう。人型になって後ろからついてきている猫と少女に半ば急かされたので、とりあえず適当なお店に入ってみることにする・・・とは言っても、あまり適当すぎると・・・
「・・・」
結局行き詰まってしまうと、隣の少女がある場所から一切視線を動かしていないことに気が付き立ち止まる。
「ウェンディ?どうしたの?」
「あれ・・・」
自分の見ているものの方向を彼女は指さすので、とりあえず俺もそちらを向いてみる。そこには、何とも真新しい感じのスイーツ店が建っていた。
「あ、これ決まったわね」
「この二人じゃ・・・」
「え?何がですか?」
後ろで何やら話し声が聞こえるけどそんなの関係ない。俺とウェンディは目を合わせると、一度大きくうなずき手を繋ぐ。
「あのお店に決定!!」
「レッツゴー!!」
スキップしながら目の前のお店へと向かう俺とウェンディ。忘れてるかもしれないけど、俺たちは甘いものが大好き。つまり当然スイーツが好きなわけで、こうなるのはごく当たり前のことなんだよね。
「やっぱりね」
「スイーツって普通最後に食べると思うんだけど・・・」
「女子か・・・って、女子でしたね、二人とも」
何やら愛弟子に貶された気がするけど今はどっ
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