暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第549話】
[3/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ー残量残り300切ったか」
「うふふ、このまま踊りなさい。 わたくしの奏でる円舞曲で!!」
「チィッ……!」
四月のクラス代表戦が過る――だが明らかにあの時とは違い、ライフルの射撃を絡めたオールレンジ攻撃と偏向射撃《フレキシブル》、更に機体にリミッターが掛かっていない為通常よりも動きが機敏であり、瞬間視を鍛えた俺も目で追うのがやっとだ。
四基の内の一基が至近距離までやって来た。
「……そこだァッ!!」
ブルー・ティアーズが描く軌跡を読み、ジャガーノートの矛先を軌跡の先に置くと共に杭を打ち出す。
そのタイミングと同時にやって来た自律兵器は、杭が刺さり、紫電を放ちつつ地表へと墜ちていく。
「ほぅ。 点である杭打ち機でブルー・ティアーズを墜とすか。 ……君がやって来た並々ならぬ努力、垣間見えたといえよう」
感心したように呟くウィステリアの言葉だが、戦いに集中していた俺は聞き逃していた。
更に俺は体勢を変え、スラスターを点火、もう一基近くに居たブルー・ティアーズに狙いを定めるもそれを読んでいたセシリアは軌道を変え、残り二基のブルー・ティアーズが接近。
「……来た!」
全身のスラスターを点火させ、周囲に来たブルー・ティアーズ一基を勢いのついた蹴りの一撃、もう一基を更にジャガーノートで突き刺し、合計三基のブルー・ティアーズを破壊した。
「まだ……終わってませんわよ!!」
サイドスカートのブルー・ティアーズ二基を時間差で射撃、多角的軌道を描いて肉薄してくる。
流石に接触信管型のミサイルに対しては迎撃出来ず、後方へと避けつつ、しつこく追跡してくるミサイルを後ろに、一気にセシリアへと肉薄した。
「……ミサイルの自爆狙いでしょうが、おあいにく様ですわね!」
ライフルと自律兵器による射撃を行いながら後退するセシリア、リミッターの掛かっていないセシリアの機体にどんどん引き離されていき、フレキシブルによる射撃でシールドエネルギー残量残り50を切った。
「……ッ! 残量が……!?」
「……ふむ。 中々に善戦した方だな。 ……終演だな」
その言葉通り、背後のミサイルと降り注ぐ光の弾雨がヒルトに直撃、爆炎の中へと消えていくイザナギ――そして、立ち込める爆煙から地表に墜ちていくヒルト。
「……わたくしの勝ちですわね」
地表へと墜ちていくヒルトを掴むセシリア。
「……とはいえこの勝ち、わたくしにとって明らかに有利なものですわね。 ……次に相見える時には、互いに全力でいきたいものですわね」
そう言い、セシリアの身体が光の粒子片へと変わっていく。
「……
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ