暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1590話
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な気がするな。
 勿論円や美砂のように、庶民派というか、お姉様呼ばわりはされないようなタイプもいるのだが。
 俺の好みが自立した女という点で考えると、その辺りはお姉様系統……と呼ぶべき存在と重なっている部分もあるのかもしれないな。
 ともあれ、そんな綾子が今のような姿を見せていれば、当然ながら周囲の注目を浴びる。
 MS輸送機のある格納庫に整備員の姿はあまりないが、それは皆無であるという事ではない。
 実際、今の綾子の姿を見て驚きの表情を浮かべている者が何人か見える。

「……ほら、行くぞアクセル」

 そんな視線に気が付いたのか、それとも単純に早く俺の部屋に行きたかったのかは分からないが、綾子は俺の手を引っ張って格納庫から離れていく。
 周囲の整備員達はそんな俺達の姿を、ただ黙って見送るだけだった。
 あー、これは多分、後で色々と噂が流れるのは間違いないな。
 けど、その噂は綾子にとっては好ましいものになるだろう。
 虫除け……もとい、男除けという意味では明確なまでの効果を発揮するのだろうから。
 当然ながら、綾子程の美人ともなれば、男にモテる。
 それこそ、誘蛾灯の如く。
 だが、それに対して当然綾子は断る。
 けど中には断られてもしつこく言い寄ってくる相手もいるらしい。
 強引な手法で迫ってくるのなら、綾子もその対処は難しい話ではないだろう。
 だが、中には丁寧な……紳士的な態度で迫ってくる者もいる。
 いや、普通なら一度断られても迫ってくる時点で紳士的とは言えないんだけどな。
 ともあれ、俺という存在と噂――真実だが――になってしまえば、そういう相手に対しても断りやすくなるだろう。
 その辺りを考えての行動かと言われれば……それは否だろうが。
 そんな風に考えながら、俺は綾子によって連れ去られるのだった。
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